今回は、私が2度目の独立で一定の成功を収めることができた理由について書いています。独立を迷っている方に読んで頂きたいですね。
それでは、スタートです!
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私は今までに2度、独立している。
一度目は23歳の時。
二度目は29歳の時。
一度目の独立においては、さほど大きな成功は得られなかったが、
二度目の独立においては、自分で予想もしていなかったほど、
爆発的な成功を得ることができた。
29歳に2回目の独立した直後は、
独身で横浜の家賃8万4千円のワンルーム暮らし。
その2年後には、東京都内に引っ越し、
家賃は駐車場を含めると40万円ほどに。。
結婚もし、子供も2人授かった。
29歳の時点では、このような生活ができるなど、想像もしていなかった。
それでは、この二度の独立における違いは何だったのだろうか。
どちらもIT業界での独立であったたま、業界に違いはないし、
知識や技術、経験を積み上げたから、という要素は確かにあるが、
一番大きな違い、それも、成功要因の8割を占めていると思われるのは、
『迷いの心』
であった。
一度目の独立後には、次のような迷いがあった。
・「大学まではそこそこ一流と呼ばれるところに入れたので、
一流企業を渡り歩いた方が成功できるのではないだろうか?」
・「自分はまだ20代前半で若い。一般的に定年と言われる60歳まで、
あと35年以上も、社会にで生き残り続けることができるだろうか?」
という感じだ。
あることをしようとする時に、
迷いがある状態では最大限の力が発揮できない。
何故かというと、
例えば、右へ動こうとする時に、
迷いがある状態だと、
無意識に左へ動こうとする力が働くからだ。
自動車を運転する時に、
ブレーキを踏みながらアクセルを踏むようなものだ。
それでは、最高の速度は出せないし、
自分の中で反発しあう力を相殺するために、
大きなエネルギーを消費してしまう。
事実、一度目の独立の際にも、
大きなチャンスは訪れた。
それは、あの自動車のホンダから仕事を得られるチャンスだった。
今の私なら、
「ビッグチャンスだ。
ここをうまく乗り切れば、安定的に仕事が得られるぞ。」
と考えるのだが、
当時の私は、
「ビッグチャンスだ。
しかし、大きな仕事だからリスクもあるし、
このクライアントにどっぷり浸かると、
身動きが取れなくなる(再就職できなくなる)可能性がある。」
と考えていたのだ。
その結果、積極的にその仕事を受け入れることができず、
知り合いの会社を紹介し、自分はその仕事を辞退してしまったのだ。
数年後に、その取引が続いていることを知ったとき、
多少なりとも後悔の念を感じた。
このような迷いを断ち切ることができれば、
自分の全エネルギーを、
自分が向かうべき方向に注ぐことができる。
スポーツにおいても、
「迷い」があると大きな成果を発揮できない。
「スランプ」と「迷い」は同じようなものだ。
迷いがある状態で独立をしても、
常に「独立しなかった場合の自分」と比較してしまい、
現状がうまくいっていなければ、
「サラリーマンのほうが良かったのではないか」
と考えてしまうのである。
今の私には、これらの迷いは一切ない。
一度目の独立の際には、迷いはあったのだが、
あることをきっかけにして、これを解消することができた。
このことを説明する前に、
独立することに関して、何故我々がこれほどの悩みを抱えるのか、
考えてみた。
悩みがあるということは、その根底には不安がある。
独立に関する不安のトップ2は次のようなものだろう。
・収入の安定姓に関する不安
『独立後は、今より稼げるだろうか?』
・能力に関する不安
『自分に、独立してうまくやっていける才覚があるだろうか?』
私も例外なく、この2つの不安を抱えていた。
そのため、25歳で再就職した会社「アクセンチュア」で、
徹底的にこれらの点を潰していった。
まず、収入に関する不安について。
私の場合、
「サラリーマンで一流企業を渡り歩いた方が、独立するよりも
稼げるのではないか?」
という迷いがあったので、
会社の給与体系について意識的に把握するようにしていた。
私が入った会社は、IT業界でも待遇が良い方であったが、
30代後半で1,500万程度。
役員クラスにでもなれば、
億を超える収入を稼ぐことも可能のようだった。
そうすると、おおよそのその会社での給与カーブのシミュレーションができる。
会社で1,500万以上の収入を手にするためには、
少なくともあと10年以上は先のことになる。
また、この会社の役員になることもかなり実現性が低いように思えた。
ライバルとなる社員は2,000人以上いたし、
その中で勝ち残っていくには、
仕事で常にトップの成果を上げるだけでなく、
社内での人間関係を構築する処世術も必要であるからである。
このことを知ってから、
自分の中では独立以外の選択肢はなくなったのである。
いわゆる『腹が座った』状態だ。
こうして独立の方向に全力を注げるようになったが、
とはいうものの、実際に安定的に稼ぐことができるか、
というのはまた別問題だった。
そのために、私は、サラリーマンをやりながら、
副業でシステム開発の仕事を受託し、
また、広告収入を得るために@SOHOというサイトを立ち上げた。
25歳で再就職する際には、貯蓄はほとんどない状態だったが、
独立する直前には、貯蓄にして約800万円と、
副業からの収入が約20万円ほど確保することができた。
当時は独身であったので、贅沢さえしなければ、
生活費を毎月20万円以内に抑えることができたし、
仮に毎月30万円使ったとしても、
毎月10万円だけ貯蓄を取り崩せば良く、
その状態が続いたとしても、
80ヶ月(6年と8ヶ月)は生き延びられる。
このことにより、収入の安定姓に関する不安は殆どなくなった。
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次に、能力に関する不安について。
私は、この点についても、自分の力を試すべく、
会社の仕事に全力投球した。
同期や上司は殆どが有名大学出身(東大、京大、慶応、早稲田等)であり、
実際に仕事も良くでき、学ぶことも多かったが、
結果的には、在籍した3年間において、
常に上位5%に残る成績を残すことができた。
このような優秀なライバルの中で、
対等以上にやり合うことができたので、
大きな自信となった。
つまり、自分の力というものは、「比較対象」がないと、
計ることができないのである。
23歳で独立した時には、「力のあるライバルと比べたことがなかった」ので、
自分の力に今ひとつ自信が持てなかったのかもしれない。
このように、自分の中にある力を最大限に発揮するためには、
まず、
自分の中の「迷い」が何であるかについて、しっかりと理解すること。
それから、
迷いを払拭するためのアクションを1つずつ起こし、確実に潰してしまうこと。
この2つのステップを踏むことが重要だ。
これにより、自分の目標へ進むための大きな力を得ることが出来るようになる。
余談であるが、「学歴なしで成功できた」という起業家も多いが、
彼らにはそもそも学歴に執着する必要もないため、
「商売で成功するしかない」と考えるしかない。
逆に、彼らには少なからず「学歴コンプレックス」があるから、
「大卒の奴らには負けたくない」という気持ちを、起業にぶつけ、
迷うどころか、パワーアップすることができる。
下手にエリート街道を歩むと、それが足かせになってしまうのである。
私が大学に行かず、高卒で社会に出ていたら、
もっと早く成功できていたのではないかと思う。
何故ならば、「商売がうまくいくかどうか」というのは、
「学歴があるかないか」とは無関係だからである。
学歴を持っていて意味があるのは、公務員やサラリーマンなど、
「雇われる」環境にいる場合のみだ。
実際、我々は生命保険の営業マンを、学歴で選ぶことがあるだろうか?
これまでの日本は「学歴社会」と呼ばれてきたが、
それは組織内のみの話であって、
独立してしまえば全く関係ないどころか、
むしろ、先に述べたように「迷い」を有むマイナス的な要素の方が強い。
話を戻すと、私に「独立して成功するための一番のポイントは何ですか?」
と訪ねられたら、「本人に迷いがないこと」と答えるだろう。
『為せば成る』という言葉があるが、
多くの場合、この「迷い」があるために、
『そもそも為すことが充分にできていない』
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のである。
そんなものが成るわけはない。
この記事を読んでくれているあなたも、
自分の中の「迷い」と徹底的に向き合って欲しい。
既に、迷いがない状態ということであれば、既に何らかの成功を収めているか、
収める日も近いことと思う。
私の事例を聞いて、
「平城さんには力があったから成功できたのではないですか?」
と思わないで欲しい。
事実、私より能力のあると思われる人が、未だに雇われの身でくすぶっていたり、
私より能力がないと思われる人が、商売で大成功している例は沢山あるのだから。
<追伸>
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