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13/11/20

大学中退を決めた日の思い出 第二話

Image by Olia Gozha

周囲の学生と違う選択をするということ。大学を卒業しないというハンディキャップ。自分がドロップアウトしていく恐怖を感じながらも、大学中退を決めた思い出を紐解いています。

自分のルーツを再確認するという意味で、旧い写真を整理していたら、わかりやすい変化が見えました。

夏目漱石の「坊ちゃん」の冒頭などが良い例なのですが、「人物の性格描写は行動で表現する」という小説の手法があります。「○○のような人」というよりも、その人物の仕草や行動を描く事で、人物像がわかるというものです。


小学生の頃の明るく活発な私

小学4年生の頃です


おどけています。幸せそうな過去の一場面です。

これも小学4年生ぐらいです

カメラを向けられると、とにかくおどけてしまう。

明るくて活発な少年だったと思います。


小学5年生か6年生の頃

何かの会合で、真面目に議論に参加している一場面のはずです。

きっと林間学校かなにかでの一幕です。

この頃は、地域のこども会の会長などをしていました。生徒会の役員などもしていましたし、小学1年生から6年生まで、前期後期のどちらかは必ず学級委員もしていました。


比較的、明るく活発で、良い子だったんだと思います。強いて言えば、クラスの中心に居る、そんな子供でした。

通っていた小学校では全員が鼓笛隊として、運動会の際などに演奏をしていましたが、私は学年で2人だけの、大太鼓の役目でした。

成績は良い方で、地域のソフトボールクラブでは、キャッチャーで4番、キャプテンという、優等生は言い過ぎかもしれませんが、周囲の大人や教師にかわいがられる子供だったのではないかと思います。


全くの余談ですが・・・


大学生の頃ですが、同じ小学校出身の可愛らしい女性が、4大と同じキャンパスにある短大に在籍していました。実は高校も同じだったのですが、クラスは別で、名前を知っているぐらいだったんですが、ある日駅で挨拶する事が有り、急に胸キュンしてしまいました。

彼女とは全く接点が無かったのですが、ある日、意を決してデートに誘うために電話をしました。

当時は携帯電話はまだ存在しておらず、家電(イエデン)でした。


大学生の私「もしもし・・」

かわいい子のお母様「はい。○○ですが・・」

大学生の私「(あ、お母さん出ちゃった 'Д';) あのー、komakineと言いますが、(かわいい子の名前)さんいらっしゃいますか?」

かわいい子のお母様「はい、少しお待ちくださ・・・あっ!あっ!!」

大学生の私「???」

かわいい子のお母様「あー!! ◎◎に住んでらっしゃったkomakineさん?!」

大学生の私「あ、はい。そ、そうですが・・・」

かわいい子のお母様「komakineさんねー。komakineさん。子供会にいらっしゃった・・ね!」

大学生の私「あ、・・・はぁ。」

かわいい子のお母様「あーごめんなさい!!(かわいい子の名前)よね、(かわいい子の名前)よね、(かわいい子の名前)よね。あら、やだ、今すぐに呼んできますからね!!オホホー!!(かわいい子の名前)!!(かわいい子の名前)!!komakineさんからお電話よー!!!」

大学生の私「・・・っっ・・・(なんかすげー恥ずかしい)」

かわいい子「もしもし・・・」

大学生の私「あ・・ど、どうも・・」

すみません。全くの余談でした。その後にどういう展開になったかはまた別のstoryで。

全く面識の無いご家庭でも、名前を知られたりするぐらい、活発に活動する子供だったのかもしれません。


高校生の頃、輪の中心からは遠ざかり


高校生のときの写真です。



ご覧のとおり、小学生の頃の活発な雰囲気とは全く異なり、写真の端に立っています。写りたくないぐらいの気持ちが見えます。


私という人間のルーツ - 他人軸と自分軸


私という人間に訪れたルーツとなる出来事。それは、「転校」という環境の変化でした。


とても学習熱の高い地域から、とてもやんちゃな子供が集まる地域への転校。

「マジメで良い子」だった私が、大学を中退するのを決めた理由。そのルーツ。転校、環境の変化が私にどのような影響を与えたのか。

もし、あなたが高校生で、大学受験に疑問を持っているとしたら、何かしら参考になれば。

そんな私が大学中退を決めた日の思い出。

続きます。


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