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13/10/16

若いころの私の夢が年代を超えてかなっていく。ニューヨークキャリアウーマン!

Image by Olia Gozha

「ママ、ついに会社の中に個室のオフィスをもらえたし、部下も若い男の子を雇ったよ。」とボストンでキャリアウーマンをしている長女からの電話。」その声を聴きながら、若いころの私の夢を思い出す。それは、アメリカでバリバリとかっこよく働くキャリアウーマンだったたのだ。男の子と遊び歩いていた何のとりえもない自分がなんでそんなことを考えていたのか覚えていないないが、多分映画の影響だったとおもう。男性にも負けないで働くアメリカ女性の姿がかっこよかったのを覚えている。

あれから何十年もたって、私は4人の子持ちの主婦であるが、娘がボストンで一人で頑張って私の若いころの夢をかなえて、バリバリのキャリアウーマンになってくれた。私ができなかった夢をかなえてくれたのだ。

思わず「ありがとうね、ママの夢をかなえてくれて。」と思った。長女は私が彼女のことをイメルダ(フィリピンの)と呼ぶくらい、靴が大好きでいつも100足ぐらいクローゼットに隠して持っているタイプだ。ファッションが大好きで、「私はお金がないと幸せになれないタイプだから、自分でバリバリと仕事をするビジネスの世界で生きるわ。」といっていたとおりに生きている。

おおーすごい、こんなダメな親でも、いやダメな親だからこそ、子供がしっかりするのかもと思っていたら、今度は息子から、マンハッタンで仕事をすることになったとメールがきた。なんと、私の夢はマンハッタンでキャリアウーマンをすることだったので、二つとも子供たちがかなえてくれたとことになる。

偶然というか、ジョセフ マーフィーの法則というかなんというか、不思議なことがたくさん起こったので、うれしくなって調子に乗った私は、子供たち全員にママの夢が時代を超えて、かなってうれしいというメールを英語で(彼らは英語しか読めないので)感動しながら書いて送ったら、英語のスペルと文法の誤りをなおされてかえってきた。

やっぱり子供たちは私のことを、アホな親だと思っているに違いないと思う。


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