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13/10/14

在庫とか価格とか、条件の判断基準を飛び越えたお話し。

Image by Olia Gozha

先日、海的なものを見に、ららぽーと豊洲に行きました。ラフに履く用のスニーカーを前々から買い替えたくて(キツくなった)、流れで ABC MART を散策。


少し気になったデザインがあった。全体を黒く覆いながらも、シュッとホワイトラインが1周している。スキンヘッドでメガネをかけた店員さんにサイズ別の在庫をたずねる。


「これの28ってありますか?」

スタッフさん「28サイズはウチにないのですが、他の店舗に在庫があるか聞いてみましょうか??」

「あっ、お願いします。」


…スキンヘッドの店員さん、電話で他店舗に問い合わせ中。なかなか電話がつながらないらしい。


スタッフさん「すいません…今問い合わせたとこが、忙しいみたいで、ちょっと電話出ないみたいなんですよ。別の店舗に問い合わせてみますね!」


以前、カンブリア宮殿に ABC MART が取り上げられていたことを思い出す。たしか、店舗ごとの争いが激しく、できることなら他店舗よりも、一足でも多く売りたいのが本音であろう。

電話をしているスタッフさんを待ちながら、店内を改めて眺める。OROBIANCOCONVERSE のコラボレーションスニーカーを発見。黒一色なのだが、重過ぎず、軽過ぎない印象。


「あのぉ…問い合わせ中、すいません…この靴で28ってありますか??」

スタッフさん「はい!少々お待ちください………ありました!」

履いてみるといい感じ。


「…これ、買います!」

決め手になったのは、もちろん靴自体の良さもあったのだが、自分の店で売上を伸ばすことよりも、お客さんの満足度を上げることに、嫌な顔一つせず、前向きにやってくれたこと。目の前のスタッフさんは、「ここで買いたい」という気持ちを高めてくれた。


そういえば、少し前にヨドバシカメラでも似たような経験をした。在庫や価格という判断基準を飛び越える、「ここで買いたい」「あなたから買いたい」という気持ちは、常日頃の行い、そもそも、その根っこにある本心の表れが呼び起こすのだろう。


その日の経験は、自身の根っこにも水をやることとなりました。


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