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13/9/22

最終話 旅は、女神とのキャッチボール~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと

Image by Olia Gozha

最終話 旅は女神とのキャッチボール

9月22日 PM3:30

 旅が、終わっておよそ3週間の時間が過ぎた。

 俺は、10月から始まる2015年卒向けの就活支援定期講座の準備に追われつつ、この旅のコトを色々と思い返していた。

 この旅は、≪セミナー≫を全国で開催する旅と銘打ったが、実は、俺に対してのセミナ

ーであったんだと思う。

 俺が、全国47都道府県で、リアルなフィールドで、リアルな人たちと関わり、時に苦悩し

、喜び、ミライを拓き、コミュニケーション能力を、高めていかなければならなかった。

 結果として、俺自身への≪リアルセミナー≫であったと思う。

≪この旅の振り返り~計画と実際≫

 ≪セミナー≫を企画し、全国47都道府県50か所を予定していた。
 しかしながら、周知不足、そして時期尚早、また計画の大幅な変更によって、10か所で実施、延べ23人に留まった。

 予想以上の反響の低さは、計画の大幅な変更になった。

 ≪セミナー≫スタイルから、写真を撮り、≪対話形式でキャリアや夢を紡ぐ≫というス

タンスにした。

 男性を撮影したかったが、対話をしてもなかなか撮れないという事実は、撮影者や対話

をする人が、女性の方が良いのかもしれないということを、リアルで学んだ。

 結果として、女性を中心に撮影していくこととなり、延べ94人の方を(再会含め)写真に

おさめ、45回に渡り、様々な視点・未来像を通したリフレクションを行った。

 本当に困難が予想され、実際に困難ではあったけれど、≪偶然≫によって、その後の≪必然≫に繋がっていった。

 諦めてなにもしないより、カッコ悪くても動いた方が、きっと何かあるはずだと思う。

 

≪旅途中そして旅が終わって≫

 この旅を終えて、撮影した方と、繋がっていることが、多いと感じる。

 
 旅の出会いで、終りでなく、旅の出会いが、始まり。

 幾つか、一例を挙げて見ると
 
 この旅で、出会った方と旅が終わってから、彼女の研究テーマに基づいた調査をしていただいた。

出会っていなければ、起きていないことだ。

 また、旅で知り合い、旅が終わってからも、定期的に意見・実践活動の交換を行い、一緒にやっている仲間がいる。

 彼女はこう言った。

「今度は、撮る側になってみたい。同行してみたい」と

 撮られた側が、今度は撮る側に回る。凄く面白いことだ。


 それと、写真を撮るという活動。また復活して始めている。それもまた面白いと感じた

から。どこに行くでも、カメラを持ち、声を掛け定期的に撮影し、対話をするようになった。



 好奇心からすべては始まる。

 小さな偶然を創る為には、俺自身が、歩かなきゃね。

≪そして新たな旅へ≫

 もう次の≪旅≫の準備が始まっている。

 2015年卒向けの≪ドリカフェ≫

 
第21話での北海道の≪ドリカフェ≫における感触

 そして、第26話で書いた、秋田で撮影した学生さん達との対話から、ニーズが存在すると判断、実施に向けて進めていったこと。

 旅が終わって、後援申請を出したら、ABS秋田放送様の後援がでた。
 他の新聞・放送局などにも申請しているので、この続きも、改めて書いていきたい。


 北海道では、二年目の、そして秋田では初めての、≪ドリカフェ≫を、この10月から、受講者全員が内々定するまで新設して実施する。

 セミナーだけでなく、決起集会あり、個人面談あり、家庭訪問あり、大学訪問あり、何で

もやろうとおもえば出来る。

 だって、これだけのことが、できたのだから。

 大学への資料送付も終わり、この≪一風変わった旅≫が、≪偶然≫の出会いをきっかけに、≪必然≫になった。
 
 ≪当たり前の文化≫として根付くには、時間がかかると思う。

 人生は、計画通りにはいかない。それをこの旅では、証明した。 

 しがし、新たな仮説が生まれた。

 人生は、計画通りに行かない。
 しかし、回り道をしたら、結果として計画以上のものが起きる可能性を持っているということを。

 計画以上の成果、これは、偶然か、必然かそれは、まだわからない。

 

 それを、数学者として証明してみようと思う。

 これからの≪人生≫の旅において、何らかのボールがあるのだから。

 さぁて、また新たな旅の準備をしなければ。

 北海道そして秋田。

 これから、新しい旅がまた始まる。

 そして、この続きは、再び執筆するとしよう。

 運命は、女神とのキャッチボールで拓かれていったのだから。

 そして、この話そのものを、授業にしよう。

 第一回目の第一時限目に。

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