top of page

13/10/2

ホームレスとヒキコモリ5

Image by Olia Gozha

おじちゃんもね、特殊能力があるんだ。

ヨシダおじちゃん「こう足の音とか聞いとくとね、誰が近づいてきたかわかるんだよ。歩き方とか歩幅とかね、何処の誰でも違うから。」

『そういう能力じゃないんだけどな・・』と思いながら話を聞く。

ヨシダのおじちゃん「経験をつめばわかってくるから。視野を広くもちなさい。いっぺんに問題を片付けようとしちゃダメ!目の前のことから1つ1つ片付けていかなきゃ。」

どりあん「・・・・・。(悩み顔)」

ヨシダのおじちゃん「生きてればわかってくるよ。」

休憩を終え、おじちゃん中国人観光客に話し掛ける。

ヨシダのおじちゃん「中国のカラスの鳴き声はなんですか?」

日本語通じなかったらしい。おじちゃんは中国語は話せないみたいだ。

カラスの鳴き声について話す。天気がいい。自然がいい。

次は代々木公園へ…っと思ったが、もうそろそろお昼ごはん。
外を探して小さなお店に入った。

おじちゃんはご飯を頼まず飲み物だけ、私はランチを頼んだ。
ランチにはセルフサービス(おかわり自由)のサラダがついてくる。
するとおじちゃんは店員さんに

ヨシダおじちゃん「サラダのお皿をもう1ついいですか?2人で食べてもいいかな?」

店員「ええ(半笑い)いくらでもどうぞ」

あきらかに小馬鹿にしたような見下し目線の店員さん。


店員さんが去ったあとおじちゃんは


ヨシダのおじちゃん「「いくらでもどうぞ」だってさ。笑っちゃうよね。」

と少し悲しそうに笑いながら言った。



おじちゃんはセルフサービスのサラダや果物を、私のぶんまでめちゃくちゃ綺麗に丁寧に盛ってくれた。(画像はイメージなのでアレですが、実際はもっと綺麗です)

ヨシダのおじちゃん「たくさん食べた方がいいよ(野菜も)」

なのに少しで腹いっぱいに。
おじちゃんにあげることに。。おじちゃんは「半分でいいよ!ほんとにいいの?」と何度も聞いてきたけど、ほんとに食べれないかったので食べてもらった。

おじちゃんは食欲たくさんで、いっぱい食べる。(お金がないこともあるけど、遠慮して注文しなかったんだろうな)サラダも2、3回おかわりしていた。
昔はトライアスロンをしていたかららしい。体力には食事が大事だと力説していた。

お店を出て、歩いて代々木公園へ向かう。
入口から中へ入ろうとしたが、工事中かなんかで入れてくんなかった。

ので諦めて新宿御苑に向かう。。
なかなか入口に着かない。重い荷物;肩がちぎれそう。
おじちゃんはひょいひょい進む。

やっとこさ新宿御苑に着いたっ!
丁度100年記念期間とのこと。かといって何もなかったけど・・

入場する。カードでウィン!

…広い広い広いでかいでかい人も少ないし、素敵!!!

天気はいいが、寒くなってきた。


PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

高校進学を言葉がさっぱりわからない国でしてみたら思ってたよりも遥かに波乱万丈な3年間になった話【その0:プロローグ】

2009年末、当時中学3年生。受験シーズンも真っ只中に差し掛かったというとき、私は父の母国であるスペインに旅立つことを決意しました。理由は語...

paperboy&co.創業記 VOL.1: ペパボ創業からバイアウトまで

12年前、22歳の時に福岡の片田舎で、ペパボことpaperboy&co.を立ち上げた。その時は別に会社を大きくしたいとか全く考えてな...

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話(1)

※諸説、色々あると思いますが、1平社員の目から見たお話として御覧ください。(2014/8/20 宝島社より書籍化されました!ありがとうござい...

【バカヤン】もし元とび職の不良が世界の名門大学に入学したら・・・こうなった。カルフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーでの「ぼくのやったこと」

初めて警察に捕まったのは13歳の時だった。神奈川県川崎市の宮前警察署に連行され、やたら長い調書をとった。「朝起きたところから捕まるまでの過程...

ハイスクール・ドロップアウト・トラベリング 高校さぼって旅にでた。

旅、前日なんでもない日常のなんでもないある日。寝る前、明日の朝に旅立つことを決めた。高校2年生の梅雨の季節。明日、突然いなくなる。親も先生も...

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

bottom of page