第二十四話 弘前で世界への夢を語る
青森県青森市⇒青森県弘前市⇒秋田県秋田市編
前回までの補正移動距離 6782.3km
区間移動距離 185.8km
≪青森県弘前市 弘前駅≫
8月5日 AM8:58
弘前駅に着いた。
もうセミナー会場は、2か所の除いて全てキャンセルした。
ココからは、全て路上セミナーにしようと思った。
そんな所に、見送り帰りの大学生に会った。
『おはようございます。全国1周回っていて……』
写真を撮らせて、ではなく、色んなエピソードを話した。
そして、
『もし時間あるなら、お話聴かせてくれませんか?』
と誘った。ダメ元は、承知の上で。
「時間もありますからいいですよ。」
≪感謝≫しかない。
本当に、一つ一つが自信につながっていったのだから。
≪青森県弘前市 ベストウエスタンホテルニューシティー弘前 喫茶店≫
8月6日 AM9:15
路上ドリーは、ココから本格的に動き出したと言ってもイイだろう。
セミナー会場ではなく、告知もせず、訪れた場所で、夢や未来を語ってもらう。
8/3日の北海道から、8/16日の兵庫県まで、13日間連続でドリカフェが出来た。
これの、礎になったのが、青森県の弘前市だった。
彼女は、関東から、彼女の夢を叶える為に青森弘前で学んでいる。
夢は、俺とフィールドは違えど似ていた部分がある。
≪研究をしたい≫
だから、どんな些細なことでも、聴いた。共感した。
俺は、研究したい人の多くが、世に、認知や共感など認められることすらなく、アカデミアから去らざるを得ない現状を知っている。
だからこそ俺が、研究者になりたい彼女に伝えたかったのは
『何故そうなるのかを考えることが大事』
『理由が何なのか?』
という基本的な部分と
≪そして、夢を口に出す≫
メンタル的な部分
学部1年生だからと言って、適当にお茶を濁すつもりはない。
むしろ、小中学生にでも全力で接したい。
いや、接しなければならない≪使命≫がある。
俺が、学者を名乗る理由は、そこ。
どこでも、どんな場所でも、全力で聴く、伝える、接する。
それしかできないから。
いつしか俺が、別れ際に言うコトバは、
『また、どこかで』
になっていた。
1時間半以上も時間をいただいた。
本当に嬉しかった。
俺は、弘前の街を歩く。
弘前聖愛高校の甲子園出場が決まり、1年前のことを思い出していた。
この場所で教えたおバカな授業のことを。
ねぷたの場所取りを見ながら思い出していた。
(画像は、2012年のもの 弘前市市民会館にて実施)
秋田まで直通で行く特急は少ない。
およそ二時間かけて、秋田に着いた。
この日は、秋田の竿燈まつり。
中心地に居ても、何もできないだろうと思い、祭りに繰り出した。
こうやって考えると弘前とは、やはり縁が深い。