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13/9/7

~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと 第二十一話

Image by Olia Gozha

第二十一話 ただいま帰ってきたぜ!

気づけば新たな奴らが・・・

≪北海道札幌市 狸小路商店街≫

8月3日 AM10:00

 『さぁ北海道で美女を撮るか』

 『いや、今日のネタを見なおすか。』

 二コ―リフレを出発し、セミナー開始までは3時間弱ある。

 朝から、狸小路のドトールで思案しながら、良い意味の緊張感を持って珈琲を飲んでいた。

 『やはり、写真を撮ろう』

 思いたったら、すぐ行動。

 通りかかった観光客の方に声を掛けた。

 『私、美人観光客の写真を撮っているのですけど』

 その頃には、声を掛ける事や、コトバになんら抵抗なくすらすら言えるようになってい

た。経験こそ最大の学習。

 「いいですよ。」

 その返事に、小躍りした。


 偶然にも神奈川から遊びに来た短大生で、俺の地元ネタでその場に笑顔が咲いた。

 そうこうしている内に、11時になり、やや早めだったが、会場に向かった。

 会場は、札幌市営地下鉄東札幌駅より徒歩8分の、≪札幌市産業振興センター≫

 北海ドリーでは、しばし使用していた会場である。

 シュウカツ戦線が本格化してからは、個別指導が中心になるため、セミナースタイル自

体、久しぶりだった。

≪北海道札幌市 札幌市産業振興センター会議室≫

8月3日 PM1:00

 セミナー開始前、どんどん集う北海ドリーのメンバー。

 見知った顔が、5人。

 そして、新しい3年生が2人来てくれた。

 今まで教えていた連中が、しっかり≪学生≫から≪社会人≫にシフトしていく凛々しい

顔をみて、改めて、成長したなと実感。

 俺の講義は、2時間弱で終わった。

 今日は、2部構成。

 メインは、札幌で交流会を主宰している、斉藤さん。まだ乳児なお子様と遊びたい時間を割いて、ノーギャラでお話していただいた。

 内容は割愛させていただくが、斉藤さんのお話に耳を傾け、うなずく姿に、成長したなと感じた。

 出会った頃のこいつらの聴く姿勢は、まだまだだったから。

 時間が彼らを成長させ、また、様々な出会いと人生ストーリーが彼らを進化させたのだ。

 そして、新たなメンバーとも少しづつ交流を図っていく。

 最後に俺は、この会場でこう締めた。

 『今年も、北海ドリーやりますので、皆さんよろしくおねがいいたします』

 何も後ろ盾もない所から始めて、一年でこんなに熱いカタチになった。

 これ以上ないほどの自信になった。

≪北海道札幌市 ~RistoranteZenzero~≫

8月3日 PM6:00

 飲み喰いして語る。

 実に大事なことだ。

 しかしながら、その分留意もしなくてはならないことがある。

 飲みすぎ注意に目を配る事。

 それが出来ないなら、36歳の俺が飲み会を仕切ってはいけない。

 だから、今回は飲みというより、食べる。

 食べて会話する。

 実に大事なことであると思う。

 このお店は、北海道の教え子ツジさんがチョイスしてくれた。

 安くて、お腹いっぱい食べられる。

 セミナーに、バイトで来れなかった、オオハシさんもこの時間来てくれた。

 美味しく、色んな会話をしたひと時だった。

≪北海道札幌市 某所≫

8月3日 PM9:00

 予定のあるツジさんと別れ

 オカくんとオオハシさんが、俺に写真撮影の意味を聴きながら歩く。

 俺が

 『ここで実戦講義しようか?』

 と笑いながら俺は言った。

 「絶対見たいです」

 とオオハシさんが言った。

 女は、怖い。後に引けない状況で、凄い可愛い人を見つけた。

 むしろ、これから俺が考えている生番組とか、アシスタントで使いたいレベル。

 おもむろに、声を掛けた。

 『こんばんわ。全国回って美女ばかり写真を撮っているんですけど、撮らせてもらえませんか?』

 聴いた相手は、全然知らなかったのだが≪ニコニコ生放送≫の生主、彼女のコミュ二ティーで30,000人もファンがいるちーしゃみんwwさんだった。

 ちーしゃみんwwさんは、即座に

 「いいですよ」

 といって撮らせてもらった。


 歩きながら、彼女の夢の話を聴いた。


 

せっかくなので、ちーしゃみんwさんが、バイトしている居酒屋で、俺らは飲んだ。


 俺の旅が、映画・ドラマ化したら大きい役で、オファーしたい。

 それが、リアルで面白いじゃない。

 

 だって、原作のリアルストーリーに登場する人が、映画版とかドラマ版での、本人以外役で出演しているのって、あまりないからさ。

 この時思ったことがある。

 この旅は、本当に偶然だらけで、凄いことが起きているということを。

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