top of page

13/9/6

高卒サービス業出身の人間がWEB系プログラマで独立するまで【フリーター編(2)】

Image by Olia Gozha

それなら一人で生きていく

某ドラマ題名のパクリですが、当時本当にそんな心境でした。

深夜の高速バスに揺られ、実家に向かう途中本当にそんなことを考えていました。


約4分の1日程度を掛けて移動し、着いた実家では意外に歓迎された雰囲気でした。

祖父と一緒に到着して1日・2日と特に本題に迫ることもなく、3日目祖父は用事は済んだので帰ると言いだしました。


何のあてもなかったのですが、このまま祖父だけ帰しては九州に戻る事は不可能と判断し、父と話しました。この辺あいまいなんですが、自分の様子を見て、父から切り出したかもしれません。雨が降っている日だったのは覚えています。



自分「誰が何と言おうと俺は、九州へ帰る。ここには何もないし、俺はここが実家だと言う認識がまったくない」

「そうは言っても住むところもなくて、爺さん家も追い出されたから今ここにいるんだろうが!貯金もなくて、家もない。どうやって生活していくんだよ!」

自分「事実そうであったとしても住み込みでも何でもして生きていく。あんたたちには迷惑掛けないから俺にも干渉しないでくれ!」

「干渉するなと言うのが無理だろうが!家族みんなで生活する事を目指して頑張ってきて、やっとそれが実現しそうなんだからここで暮らせ!バイトなんか、こっちにもあるだろうが。」

自分「あんたの夢に俺の人生ぐちゃぐちゃにされてたまるか!俺の生活返せ!!とにかく俺は何が何でも歩いてでも帰ってやる!」

「そう言っても、現実問題どうやって生活すんだよ!爺さん家には絶対に住めないんだぞ?!」

自分「バイト先の友人の家に世話になれるか頼んでる。大丈夫って言われているし、住み込みの仕事も探す!」

「はぁ!馬鹿かお前は?この期に及んでまだ人様に迷惑かける気か?そんな事許可できるか!」

自分「人に迷惑掛けるなとか、散々人様に迷惑掛けてきたあんたに言われたくねーよ!!」

細かなニュアンスは忘れましたが、大体こんな感じで父と言い合いになりました。


母は泣くし、祖父からは『そう言わずにここにいろ』とか言われるし、完全に針のむしろ状態。。若干、フォローを期待していたのにまったくないし(汗)


最終的には、


『ああああああああああぁー!!!!!!』


とか喚きながらその場から逃げ出しました。

その時、外に出たので雨が降っていた事を覚えているんですよね。


逃げるって表現はまったくもってその通りで、幼少編でも書きましたが基本的な部分で親に反発する事はなかったんですね。さすがに高校時代は、家庭の状況的なものもあってか、感情的になって、父を拒絶していました。

この時も完全に父の言っている事は正論で、それとなしわかっちゃいるんですが、感情の部分で完全に拒絶していました。分が悪いと判断したので、逃げたんですね。


結構な時間、外にいたと思います。

そのまま、九州に帰っちゃおうか?とも思ったのですが、何か決断もつかず。。。


そうこうしている内に携帯電話に着信が。




「どこにいるの?とりあえず帰ってきて。どうしても九州に帰りたいならそのお世話になる友人の家に確認だけさせて。」

自分「・・・・・・わかった。」

そのまま、帰宅したら父は仕事に行ってました。

そのまま母に友人の連絡先へ取次ぎ、家族に確認してもらい母の了解は取り付けました。
程なくして、父も仕事から帰宅し、再度冷静に話をしました。

・定期的に連絡をとる
・可能な限り早い段階で、友人の家は出る
・住まいが変わった場合は必ず教える

等々、

内心『もう、学生でもないんだからほっとけよ』とか思いながら約束を取り交わしました。
まぁ、それでもまだ年齢的には未成年だった訳で今考えると、自分が両親の立場でも最大限譲歩はそんなもんかな?と思います。

それから一日が経ち、高速バスに乗って帰りました。
母が見送りに来てくれていたのですが、かなり豪快に泣かれてしまい
この時はさすがに帰るという選択肢に後悔の念を抱きました。

反面、今後の期待感にも満ちていて帰ってからどうしようとかよりも人生で初めて自分自身の力で自分の選択肢を選んだような気になりその高揚感に酔っていた部分もあります。




その後、世の中の厳しさを嫌だと言うくらい味わうのですが。。。

※追記

書いていて思ったのですが、この出来事がプラプラしていた最後の時期になるかと思い、本来、【社会人放浪編】としていたのを書き終わってから【フリーター編(2)】と改題しました。
なにぶん、書きながらなのでリクエストを頂いていた方々の思惑と外れていた内容であれば申し訳ありません。次回以降、九州に戻ってから本格的にサービス業へ従事します。


PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

忘れられない授業の話(1)

概要小4の時に起こった授業の一場面の話です。自分が正しいと思ったとき、その自信を保つことの難しさと、重要さ、そして「正しい」事以外に人間はど...

~リストラの舞台裏~ 「私はこれで、部下を辞めさせました」 1

2008年秋。当時わたしは、部門のマネージャーという重責を担っていた。部門に在籍しているのは、正社員・契約社員を含めて約200名。全社員で1...

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話

学校よりもクリエイティブな1日にできるなら無理に行かなくても良い。その後、本当に学校に行かなくなり大検制度を使って京大に放り込まれた3兄弟は...

テック系ギークはデザイン女子と結婚すべき論

「40代の既婚率は20%以下です。これは問題だ。」というのが新卒で就職した大手SI屋さんの人事部長の言葉です。初めての事業報告会で、4000...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

bottom of page