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13/9/8

世界一周に出ようと思ったキッカケ - 2

Image by Olia Gozha

抜け出したい。



この生活から、早く抜け出したい。



ジョナサンのサボリ会で、


誰もそれを口に出せずに毎日を過ごしていた。



その日々は、17歳の時から抱いている私の夢さえも


遠ざけて考えさせるほどだった。




あぁぁぁぁー!!!!なんて、最悪なんだ!!!!!



こんなんじゃ、


高校生のカウンセラーになるために、


せっかく東京に、田舎から出てきて、


苦学生生活をしてまで大学を卒業したのに。



何で?



高校生を相手にするなら、自分が成長しなくっちゃねと思いながら、


あえて、この就職という道を選んで仕事をしてきたのに



何で?




この状態で、いざ、夢を叶えた時に、


『人生って、楽しいぜぇ!』なんて、心から言えないよ!!




と、夢から遠ざかる自分を感じては、むしゃくしゃして、


何度も、自分で、自分を追い詰めていた。



お金、社会的な安定を得る代わりに、


目に見えない、自信喪失、不安、絶望。


なんだか、そんな気持ちでいっぱいだった。





ひょっとしたら、


あの時期、私は、


辞める理由を探していたかもしれない。




有名なバックパッカーの高橋歩のLOVE&FREEという本を


本屋で、立ち読みしていたある日。


 


その本にある、写真と


一言二言しかないフレーズを眺めながら、



『ふぅ〜ん。南米かー。遠いな−。』



『この写真って、どんな場所なんだろう?』



『というか、これって同じ、地球?カメラがいいのかな?』



『ここって、どんな人達が住んでんの?』



『この言葉、素敵だけど、これって、どんな心境?』




なぁーんて、漠然と、いくつも不思議に思った。





昔から、人に言われたことを丸呑みで信じないたち。



『あの子、嘘つきだから友達にならないほうがいいよ!』



なんて、アドバイスをもらって、



『そうなんだー。分かった!ありがとう♪』



と笑顔で答えては、


自分から近づいて、友達になり、本当にそうか確かめる私。




この本を眺めながら、


自分の疑問を、自分に問いていたら、



自分で見てみたいな~。



そうだ!確かめてみよう!



そう思った。




きっと、私はもっと、


リアルを生きたかったんだ。



何よりも、自分自信が、自分の人生を感じていたかったんだと思う。




つづく。


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