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土偶が好きです。
土偶は、私の人生を救ってくれました。
昔、私は働いているところで、本当に働きつづけていいのか、わからなくなっていました。
と、いうか、働いているところのやっていることが、自分に合わない気がしてきていました。でも、どうすればいいのかわからない→やれる仕事がなくなってきた…と思っていました。
そのときに、たまたま、青森の縄文イベントに行って、
三内丸山遺跡の土偶を見て、衝撃を受けました。
激カワイイんです。
今でいう「もみじ市」の作家さんが作ったかのようなほっこり感。
国宝や重要文化財の土偶のような緻密さや、技術の上手さはないものの、
本当に作った人が「カワイイね…」と思いながら作った土偶。
その土偶を見て衝撃を受けている私は、土偶を作った縄文人と
「カワイイ」を、その瞬間わかちあっていました。
たぶん、その土偶を作ったとき、縄文人は、
他と比べず、自分の思うものを思うとおりに、
まるで世界に自分しかいないかのように作っていたんだと思います。
その、素朴なあけっぴろげさに、泣けました。
何も考えず、ホテルに帰って、すぐにTwitterで土偶botを作りました。
きっと、人間は、素朴なあけっぴろげが、本当の姿で、
そしてそれは美しくてかわいいものなんだろうなあ、とか思いました。
三内丸山遺跡で、「子どもの墓」という遺跡を見たら、
なぜか踊りが止まらなくなり、誰も来ないのを見はからって踊りまくっていたら、
その頃、ちょうど着床していたことがわかりました。
そのとき着床した子どもは、もうすぐ3歳です。
あのとき土偶を見ていなかったら、どうなっていたことか…
土偶が、「ペロが生きていることで、大切なことって、こういうことだよ」って、
教えてくれました。
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