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人生の醍醐味 287 村人

Image by Olia Gozha

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新しい所に引っ越した手前、自分から人との関係作りに、努力の矛先を向け始めている。


私の住み始めた場所は、「ワード村」と言う名前がついた、新興コンド用建築群が立ち並ぶ海の側の地域だ。 であるから、さしずめ私は村人だ。


まだ、全部を完成した訳ではなく、 数個の建物は既に完成して、人々が住んでいるが、 建設中の高層ビル(42階位)もあり、まだ、その上、これから数個の高層ビルが建つ予定だ。


コンド生活も初めてであるが、もう住み始めて一年になる。  やっとコンド生活に少し慣れた心境だ。


私が住んでいる建物内に住む住民とも、ほんの少し顔見知りになり始めた。


隣接する建物の住民とも、機会が訪れたら、知り合いになってみたい。


急に頭の中で閃いた。  大の大人が全くの他人と、少しでもお近づきになるには、「会話力が大切だ。」と、悟った。


何十年もの長い間、同じ場所で生活していれば、 当然長年の間に、近所の住民の、人となりも十二分に分かっている。 自然と会話もし易い環境だ。


ホノルルで、今つくられつつある新興コンド街では、誰も彼もが、何処からか引越して来た人ばかり。


所詮人間は、孤立生活を長く続け難い動物であるから、今までの人生で、いつの間にか学び取った会話力を十分上手に駆使して、新築建築物同様、人間関係構築の努力を、新村人はせざるを得ない。


長年、国際会議の通訳業を続けてきて良かった。日本語と英語を駆使して、全く知らない人々、私の大切なお客様方と、ちょっとした会話を率先して、その場の雰囲気を和らげる努力をしてきた事が、今回の挑戦に役立ちそうだ。


人生道中で学んだ幾多の事は全て、人生の最後まで、立派に役立つ秘密兵器にもなりうるのだ。


ユーチューブはなんと便利なのだろう。  

著者Don Gabor 氏の、著作「How to Start a Conversation 」(会話の始め方)と言う、1983年に出版された書物の朗読を発見、真剣に耳を傾けた。



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