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移民の国である米国では、無数の組み合わせが可能であり、実際に無数の組み合わせ結果として、米国民は自由を謳歌しながら生活をしている。

白人と一言で言っても、じっくり中身を分析してみると、無数の可能性がある事がわかる。

私の亡き夫の両親は、母方がフランス系で父方はスコットランド出身だ。　

ユダヤ人移民と結婚したスペインからの移民、ポルトガルからの移民と結婚したギリシャからの移民、ウクライナ人と結婚したアメリカ人、アメリカ人と日本からの語学留学生の結婚、その他、無数の可能性がある。

アジア系アメリカ人と一言で言っても、　よくよく分析すると、多種多様な組み合わせが可能だ。

150年前にハワイに移住して、日本から写真でお嫁さんを呼び寄せた人もいる。

ハワイのように、　ありとあらゆるアジア人が生活している場所では、若い頃、誰とたまたま出会うかによって、　子供の背景もまちまちだ。

アメリカに移住した台湾人と中国本土の人が結婚した結果生まれた子供達もいる。

1950代に朝鮮戦争前後、米国に移住した人々も多く、韓国人同士の結婚、韓国人と日系アメリカ人の結婚等のケースも多い。

1975年以降、ベトナム戦争終結後、多くの南ベトナム人がアメリカに移住、同国人同士の結婚も多いが、ベトナム人と韓国人、沖縄の人とベトナム人等様々だ。

親が何年あるいは何十年米国に住んでいたかで、米国生まれの自分の子供に対する態度もさまざまだ。

曽祖父、祖父母又は両親が移住したかで、　米国生まれの子供に対する態度もまちまちだ。

誇りを持って、　曽祖父、祖父母あるいは両親の文化、言語を意識的に教え込む両親もいるだろう。

生活費を稼ぐ事で目一杯で、公立学校の教育に任せっぱなしにした親も多い。　結果的に、親達の言語も文化も次世代に継承していない。

子供達が通う学校の雰囲気でも、幼い子供達はすっかり影響を受けてしまう。　

もちろん、受け持ちの教師がどこの国出身の人であるか、ある人種に偏見を持った先生か等も、子供に多大な影響を与えてしまう。

結果的に、米国人は移民の国であると言う特殊な事情から、　考え方、思想も無数にあるのが当然だ。

米国で生まれた赤ちゃんは、多種多様な考え方から、徐々に自分の考え方を形成してゆく。　

極端な右翼的考え方に傾く人、保守的考えに固まる人、全てに懐疑的な考えを持つ人、進歩的で革新的考えを持つ人等、海辺の砂の数ほど種類が多くなる。