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人生の醍醐味 268 母家

Image by Olia Gozha

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海抜532メートルのところにある牧場の母家(現在のフォーシーズンズホテル)は、長年、島民が住んでいる場所としては、ラナイ島の一番高い地域に属していた。  


年中、温暖な気候が続き、晴天が多いが、年に何度か強風に見舞われる場所でもある。  


雨量は不安定で、乾期が長引きすぎる年もある。


ラナイ島は東寄りに海へ傾斜しており、牧場の母家のある西方の山側は、東の海側に比較して雨量も多く、ラナイ島に貴重な地下水源を提供している。  


ラナイ島は昔の火山大爆発でできた島で、表土の地下は溶岩が多く、地下水を蓄積し、浄化作用を補助している。


3メートル80センチに及ぶ高い松の木(ノーフォーク島に自生する)が、道の両側に植えられている。


ラナイ島の中心地には、長方形の公園があり、その公園内にも、この真っ直ぐ空に伸びている松の木が沢山生えてある。


町の中心地と言っても、ラナイ島を初めて訪れた人は、見逃してしまうくらいささやかな商店街だ。


町の中心であるから、一応地方裁判所もあるが、建物も普通の民家風であり、看板がなければ素通りしてしまう。  絵画、古美術商、お土産の店も一軒あった。


小さな銀行も一つだけありました。  日本で言えば、個人商店位の大きさのマーケットは二つあり、少しは自由競争理念が働いている雰囲気だった。


ラナイ島には信号が一つもない。 テキサス州から35年前に、「島の牧場で働くため、ラナイ島に来た。」という、送迎バス運転手の話によると、30年以上前は道路も舗装されておらず、でこぼこ道を砂埃を上げて、車が走ったので、 「タイヤの痛みが激しく、タイヤ交換も今より頻繁にせざるを得なかった。」と、いう事だ。


一軒だけ、割と繁盛しているレストランの前を通ったので、 滞在中に寄って、現地調査を兼ねて食べてみるつもりだ。

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