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人生の醍醐味 254 クララと太陽

Image by Olia Gozha

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日曜日の英会話クラスの二度目がやって来た。


出席予定だった二人の生徒から、欠席の知らせ。


でも、先週も出席した生徒A さんが時間通りに

到着。  


ところが、 前日から、どうしたことか、インターネット接続が上手く行かない。


念のため、文学部門のノーベル賞受賞者である石黒カズオ氏の「クララと太陽」の原書を持参した。


石黒氏は、5歳の時、両親とイギリスに渡り、 基本的にそのままイギリス生活を長く続けて、国籍もイギリス人になった。


父親が海洋学者で、イギリス政府の招聘を受け、北海の海洋研究の仕事に従事していた。 


母親も、もちろん、日本人で、夫の仕事の関係でイギリス生活をはじめた。


40年以上、長年海外を続けた私は、石黒氏の経歴を知り、興味を覚え、バーンズノーブルと言う本屋で、彼の作品類を買い求めた。


退職者の身分は時間がたっぷりある。それを有効利用しない手はない。


生徒さんは、日本語が十分通じるホノルル生活7年、原書を手にするのは初めてとの事。


石黒氏は、「クララと太陽」と言う科学空想小説の案を練っていた時、最初は児童文学を考えたそうだ。 


太陽光発電をエネルギーとして利用する、人工知能を持ったロボットが デパート展示場に、新商品として展示され始めた頃の、近未来小説だ。


生徒さんには、難しかったが、 原書を読む経験を少ししていただいた事になる。教師が翻訳しながら、 1ページほどゆっくり読み進めた。


短文作りの練習や、自由英会話練習ぎ後、 しばらく日本語での会話も楽しんだ。


ご主人は、ヴィンテージアロハシャツ専門店を長年経営している。


子供さんは7歳で、 小学校2年生だ。 ホノルルにある小学校に通っているので、当然教科書も全て英語だ。 


ホノルルでこれからも家族共々生活をする予定何で、英語りょくをもっと増やしたいそうだ。



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