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人生の醍醐味 242 マッサージ

Image by Olia Gozha

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ここ一ヶ月ほど、 調査研究と称して数カ所でマッサージを受けてみた。  その効用に関しては自信があるわけでもないし、確信したわけでもない。


ただ、祖父母の家に住んでいた子供時代、頻度は少なかったが、 「おばあちゃんお肩を叩きましょう。」と、おばあちゃんの肩を叩いてあげた記憶がある。


おばあちゃんがとても喜んでいたので、子供の私まで嬉しくなったものだ。


父方の叔母様の家から、短大に通わせていただいた時期があった。  その明治生まれの叔母は、戦前、東京女子医専を卒業し、長年病院の医局で勤めた後、 東京都大田区蓮沼で小さな医院を経営していた。


当時、私が20代の初めで、叔母は60代初めであったが、 忙しい医師の仕事が終わった夜、月に二度程の頻度で、あんまさんを自宅に呼び、今で言うマッサージを受けていたのを居間で見ていた。


居間といっても、8畳間で、叔母は日本風に布団の上に寝て、あんまさんに身体を揉んでもらっていた。


私は60代に入るまで、マッサージに興味を持たなかったが、 数冊の本の内容の一部に、マッサージの効用が書かれているのを読み、徐々に興味を持ち始めたのだ。


中国風足のマッサージも受けてみた。 運良く自宅から徒歩で15分ほどの所にあるので便利だった。


一回や二回位で、「効用を期待するのは無理である。」と、思うので、しばらく月一、二回の間隔で続けてみるつもりだ。 


初見の時より、二回目の方が、若い女性マッサージ師の態度も、幾分精魂を込めてくれているような気分になれた。 人間は例え言葉を発しないとしても、 以心伝心で相手の気持ち、熱心さ等は、伝わってしまうものだ。


これも人間関係の一種であるから、 信頼関係を築いてゆくのが大切なのだろう。


夫君に先立たれた身としては、少人数にせよ、 長期的知り合いを保持することも重要だと思う。


その上、マッサージの効能があるのなら万々歳だ。

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