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あてもなく散歩していると、色々目に飛び込んで来る。 街中に住む野鳥観察も楽しい。 鳩にせよ、雀にせよ、 常に地面に落ちている、食べられそうな物を突いている。
私も、野鳥に近いのかも知れない。自由気ままに、その日の気分次第で、行動できる自分が有難い。
私より寿命の短い野鳥も、 本心は分からないが、 その日を満喫しているように見える。
私も、他者から見れば、人生をのんびり謳歌している人と、見間違えられそうだ。
死を心配しても、 個人で自由に調整できる案件ではない。 鳥だって、短い鳥の生を、大切にしているようだ。
なんと言っても、 生きる原動力は食べ物だ。 鳥様用のスーパーマーケットが無い現実を受け入れ、せっせと地上に降り立った時間を上手く利用して、食べられそうな物を物色している。
私も散歩中、 少しでも空腹感を覚えると、私の頭は早回転、「何を食べよう」と、自問自答している。 人間界の一員であるお陰で、 紙のお札を持って行くと、 食べたい物が買える。
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