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人生の醍醐味 234 移民

Image by Olia Gozha

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気がつけば、「私はアジア系アメリカ人なんだ。」と納得する。 


ホノルルに住んでいると、ごく身近なところで、ありとあらゆる種類のアジア系アメリカ人に出会う事ができる。


米国に40年以上住んでいるが、 ホノルルでの経験は、目新しく学ぶ事が沢山ある。


花札の会に週一回参加し始めて、はや半年過ぎた。 お陰で、 二世、三世、四世の日系人と一緒に花札を楽しんでいる私がいる。 


カードゲーム中によく使う英語の言い回しにも少し慣れ始めた。


日本生まれの私に対して、「少し複雑な気持ちを抱いているようだ。」と、直感的に感じるが、 150年前から築いてきた、日系人のホノルルの生活環境、風習などを少しは学びたいと思い、しばらく続けてみる事にしている。


フィリピン系アメリカ人が、ホノルルでは増え続けていて、何度か偶然、フィリピン系アメリカ人の会合やパーティーに参加した。 ただしこれはコビッド19前のことだ。


フィリピン領事館の職員も出席していて、ホノルルでのフィリピン系アメリカ人の地位向上とフィリピン系レストランや、他の商売が成功するよう応援しているようだ。


韓国系アメリカ人に会う場合もある。  韓国料理店はあちらこちらにあり、運良く韓国料理が好きなので、よく食べに行く。


韓国系アメリカ人の知識階級に会うこともある。話の間に、必ず日本の侵略戦争の残酷さが話題に上る場合が多い。  


日本生まれの人間として、第二次世界大戦中の侵略の話題が出ると、まずは、「ごめんなさい。」と、謝る。


ホノルルの中華街は野菜市場を除いて、他のところは治安も良くない場所で、 浮浪者がたむろしている場所が多い。


韓国生まれの人は、学校で日本の統治時代の酷さを学んだが、 長年米国に住む内に、一概に日本人全員が悪いわけではなく、 一部の日本人が権威の傘の下、 「韓国人を邪険に扱ったのだ。」と、考える人もいる。


中国文化の影響が深く滲みこんだ東アジアの日本と韓国。 隣国であるのにお互いに複雑な気持ちを持っている。

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