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人生の醍醐味 231 鳥の声

Image by Olia Gozha

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ラナイ島の土は赤土だ。集合住宅あり、一戸建ての家々も並んでいる。 見かけたところ、古びた家が70パーセント、よく手入れの行き届いた家が30パーセント位だ。 


ラナイ島には一つの銀行、一つの警察署、一つの消防署、一つの図書館、一つのスーパーマーケットがあるそうだ。ホテルは二軒ある。 ホテルの客達は地元の人々のため、雇用を創出している。


太平洋を吹き渡る風が、ラナイ島にも通り抜ける。 風の割と強い島だ。


牧場には、放牧中の牛もいれば馬もいる。 のんびり自然を楽しんでいるようだ。


高い山は見かけないが、なだらかな樹木の生茂った丘が続いている。 歩道を歩いている人は私だけ。 風が耳元で「楽しめよー」と、囁いてゆく。もちろん、ホテルの近くにはゴルフ場がありました。


さて、一万歩以上歩いて、ホテルに戻ると、私の部屋の準備完了との事。  ハンガリー出身の若い女性が、部屋に案内して下さった。


部屋の外は、お庭に面していて、風が気持ち良い。 自分だけの庭と錯覚するほど広く、人の陰はなく、鳥の声。


夜6時半の夕食の予約をお願いした。 朝食と昼食は予約なしでOK.  でも、夕食は予約制なのだそうだ。


最近、高い階にあるコンドに住み始めていたので、久しぶりに、一階の部屋で、庭の土が見れる部屋に滞在する事になった。 


亜熱帯植物の葉は大きく幅広いのが多く、風が庭を通り抜けると、ザワザワと音を立てる。気持ちの良い音だ。


夕方、夕食前に再度ゆっくり庭園内を散歩した。

自然林で小鳥達の大合唱。 足は自然と鳥の声に近づき、その近くのベンチに座って、全てを忘れて、鳥達の声に聴き入った。


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