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人生の醍醐味 212 日系アメリカ人

Image by Olia Gozha

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もうすぐ満80歳になる自分を鏡で見るとびっくりする事がある。  「ええ、こんなに年取ったの。」と。


ホノルルで、週一度日系アメリカ人高齢者が花札を楽しむグループに顔を出してみている。


日本にいた時、 私は花札で遊んだ事が無かった。  日本全国を見渡せば、 家族中で花札で団欒を楽しんだ家族も多い事だろう。


たまたま、私の育った家庭は花札遊びをしなかっただけだ。


花札に関する私の知識は、皆目ゼロだ。  ホノルルで基本的遊び方を教えていただいた。


このグループの良さは、多数の日系アメリカ人に一度に会える事だ。 日本では花札は当然日本語で遊ぶが、 ハワイでは米国領土だけあり、花札遊びも英語を使う。


元米軍人で、数年横須賀基地に派遣された経験のある方もいた。 ホノルルで40年以上、警察官を務め上げ、 退職数年前は若い新人警察官の教育育成に力を入れていた人もいた。


日系アメリカ人四世の方にもお会いした。 中学一年生の日系アメリカ人の生徒さんも夏休み中だけ参加していた。


私は新一世日系アメリカ人と言うところだ。 日本で生まれ、27歳の時初めて米国に移した。


多くの移民同様、長年英語と格闘してきたが、 いつのまにか、米国東海岸に長く住んでいるうちに、何とか英語を日常生活で熟せるようになった。


日系アメリカ人の中には日本語をほとんどわからない人が多い。その分英語は完璧だ。 でも、祖先の文化の一部である花札を毎週英語で遊び、自分のアメリカでの立ち位置を固めているような印象を受けた。

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