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20代、30代、40代、50代と足のつま先を意識して歩いた事がなかったように思う。
70代も後四か月で終了、否応無く、80代に突入する。 高齢者の問題の一つは転びであると良く耳にするので、最近私は足のつま先を以前より意識するようになった。
自分の身体全体は、自分の責任であると自覚しているので、頭のてっぺんから足のつま先まで意識を巡らせる事も大切な気がする。
父方の叔母が70代の初め、中国に勉学の為行き、漢方医学を学んだ。 多分短期留学で、中国医学の概略を少し学んだだけであったと想像するが、若い頃、 親の反対を押し切って、 東京女子医専で、西洋医学を学び、大学附属病院で長く勤務後、第二次世界大戦後、開業医として、東京都大田区に小さな診療所を開き、60代の終わりまで、医師として長年働いた女性だ。
アメリカから、叔母の家に遊びに行った時、 足の指運動の仕方を教えて下さった。 私は忠実にそのやり方を守っている。
つま先まで気が回らなくなると、段差のある道等で転ぶ確率が歳と共に俄然高くなる。
転び、 骨折、寝たきりの直線を描かないためにも、80代の声が目前に迫っている私は今まで以上に、足のつま先を少し上に上げて歩くようにしている。
毎日では無いが、 予定が許す日は早朝の散歩を心がけている。
我が家からアラモアナ海岸まで、 歩いて10分、 海辺沿いの散歩道を東に向かって歩く。
大きな空、地平線まで広々と広がる海を見ながら歩くのが好きだ。
鳥の声も嬉しいし、打ち寄せる小波の音も心を洗ってくれるように思う。
ホノルルの良さは、 地元の人々や観光客も早朝散歩を楽しんでいる人々が多く、仲間がいる気分を楽しみながら散策できる。
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