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人生の醍醐味 188 ひまわりの種

Image by Olia Gozha

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いつ頃からか、 私は向日葵の種を食べる習慣がついた。  米国の首都近郊に長年住んでいた頃、よく韓国系スーパーマーケットに買い物に車で30分程かけて、月に数回通った。  


東洋系食品の品揃えが豊富で、値段も手頃で重宝していた。


その店内で、偶然しっかりした紙袋入り、食用ひまわりの種を見つけた。 味付けの種類もあり、徐々に自分の好みに合った向日葵を定期的に購入した。  


中国産であるが、 現代的技術を駆使して作られた食品である事が、素人の私にも納得できた。


真空パックであり、 向日葵の種も大きく粒が揃っている。  携帯電話で朗読を聞いたり、講演会を良く聴くので、そんな時、時間をかけて向日葵の種子の皮をむいて、小さな種の中身を食べた。


一回に一時間以上ユーチューブを聞く時、 ほんの少しでありゆっくりしか食べられない向日葵の種子が私の好みと一致したのだ。


ホノルルに来て3年半近くが見る間に過ぎた。米国内で広く展開しているドラグ ストアで、偶然、米国製食用向日葵の種子の大袋を見つけ購入、中国産と比較検討してみた。


値段はほんの少し中国産が高めだ。輸入品のせいだろう。


私がたまたま手に入れた米国産の向日葵の種子はまず不揃いで、 どれも中国製より小さい。 


味付けも米国産は雑だ。 たかが向日葵の種に過ぎないが、 食用であるから、当然人間の口の中に収まる。


私が万一、 向日葵の種子審査員であったら、 迷わず中国製にぐんぱいをあげてしまうだろう。


向日葵の種子は農産物であり、最高峰の技術を駆使した人工知能やロボット工学を駆使した製品と違って、利益率が低いと想像するが、製造業者の真摯な努力を、消費者である私は、中国製の向日葵に🌻感じてしまう。



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