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COVID-19 のため、一年以上旅行を全然しなかった。
久しぶりにアメリカ本土に来ている。 米国西部の15州で火事が続いているため、訪問中のユタ州でも、空気が濁って霞んでいる。
地球温暖化の影響もあり、広大な地域で山火事が続いている。 気流に乗って、 日によっては、北部のウイスコンシン州の空気まで、汚染する日もあるという。
長年の習慣である散歩はやめられず、 肺に悪い外気を吸い込むとは知りながら、 毎日、1万歩ほど歩いている。
太陽が西に沈む前から、異常な赤さであるのも、 大火災による空気の汚染が原因のようだ。
普通なら、遥か遠くの山々の姿がはっきり見えるが、 今回は霞んでしまっている。
自然発生的火災であり、他州の出来事と考えても、実際、空気はジェット気流や風に乗って、広く拡散されるので、 都市の中心部も住宅街も、空気が日によっては、少し煙っぽい。
このような状態が、毎年夏の間続く可能性があるかもしれない。
昔、冬のオリンピックが開かれたユタ州の山々は、毎冬スキー客で賑わう。
寒さに弱い私は、ユタ州に冬季は訪問しないが、夏は雄大な自然が楽しめる、ユタ州に来るのが好きだ。
勿論、娘が住んでいる場所であるから、 これからも、何度も来るだろう。
過去にも数回夏に来たが、これほど、空気が濁っていたのははじめてだ。
過去にも、夏場に他州で山火事があったが、ユタ州のサルト レーク市の空気が、今回ほど酷く汚染されていなかった。
割と丘の上にある家なので、 私の俄か散歩道は坂道が多く、運動量が自然といつもより多い。
住宅街を歩いていると、優しく声をかけてくれる人もいる。
近所の人も、立ち寄って短いお喋り。 東海岸の住宅街とは、また違った雰囲気の西部。
だから旅行は楽しい。 日常の生活から、短期間にせよ離れて、違った経験をすることで、自分の中が活性化するように感じる。
今回は2週間ほど滞在、また、ホノルルに戻る。