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人生の醍醐味 151 (2)自作自演

Image by Olia Gozha

151 (2)


結局、「人生は自作自演の物語に過ぎない」と、言う事に、長い間気づかなかった。  人生の終盤に来て、遅まきながら、やっと自作自演こそが人生であるのだから、「素人演出家として腕を磨いてみるのも面白い。」と、悟った。


残念ながら、人生の四分の三は終了、残った四分の一でさえ、刻々と石を刻むように減っていっている。


気がついた今が潮時と、「第四幕目の演出をどのようにしようか。」と、試行錯誤中だ。 同世代の人々との交流も大切だ。殆ど同時代を生き抜いた同志でもあるからだ。


それと同時に、工夫次第で、少しは若い世代との淡い交流も可能な気がする。 年代の違う人々との会話から学ぶ事が多い。


言い訳じみるが、生活に追われて、自分の趣味を極める事も無いまま、人生の最終ゴールが面前に迫っている。


でも、好きなピアノを少しでも毎日弾ける事は、心の健康に良さそうだ。 


大自然の中に身を置いて、深呼吸する時間も貴重であるし、人種も、国籍も、生まれ育った環境も違う人々と、一緒にゲームに戯れる時間も貴重だ。


ホット タブ(ジェットバス)に浸かっていると、

「オチン ハラショー」とだけ、聴き取れるロシア語で話してるらしい若い夫婦と11歳位の娘さん。夜の7時過ぎは太陽も沈み、 西の空は茜色で心も躍る。


若い住民が多い新築コンドに住み始め、 早くも半年以上過ぎた。共有場所が多いコンドなので、孤立した気持ちになる事もない。


建物内の共有場所を有効的に利用、「英会話教室」や、「瞑想と文章」と言った無料教室を開き、若い人々との交流を図る工夫もしている。

これは終了しました。


店主の方は店を空けられないから、 英会話の出張授業も週一回行なっている。 さすが、長年経営者である店主は、お客様の扱い方が神技のように上手い。 これも終了。


ホノルルに来て3年半、今の所このような人生を自作自演中だ。 


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