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人生の醍醐味  115

Image by Olia Gozha

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自分に対して、完全な退職を認めた。 76歳なり。 限られた時間を考えると、自由に過ごせる時間が、とても貴重だと身に染みた。 


やっと、高齢者である事を、認めたのかもしれない。 身体は正直で、年齢とともに、今まで感じなかった、身体の故障らしきものを、感じ始めた。 


専門家の診断を、仰いだ訳ではない。  生命を与えられた人間の誰しもが、所有している本能が、 自覚を促しているのだろう。 


人によっては、 早くから、身体の老化を、敏感に感じる人も多いだろうが、私の場合は運良く、鈍感さが幸いして、今頃、自分の老化現象を、少しずつ感じるようになり始めた。


別に慌てる必要はない。 身体に支障を感じた場合、どう対処すれば良いのか、自問自答して、行動範囲を決めれば良い。


多分、 今の状態は、ほんの入り口に過ぎないのだろう。 上手に、制御する事こそ、「肝心かなめ」と言うところ。


100 パーセント、支障だらけになった訳ではない。  まだら模様に過ぎない。


今まで通り、元気である時も、まだ十分訪れる。その時を、目一杯楽しむのが、多分、私の生きる指針なのだと思う。


そのためには、 自由度を、最大限に確保しておきたい。 「孤独を避けよ」と言うアドバイスもあり、納得する気持ちも大いにあるが、 21世紀はインターネットが全盛時代。


勉強の機会も多い。ユーチューブで、知識層の講演会を拝聴できる。 70年代、80年代、90年代、など 20 世紀後半と、21世紀の始めを米国で生活してきたが、 米国という国を、「どこまで自分は理解していたのか。」と、疑問に思う。 


時間があるので、 米国の知識層の分析に、じっくり心を傾けてみたい。  そのような内容の読書をし、疲れたら、ゆっくり散歩を楽しむ。 これはこれで、「良い人生の終わりの過ごし方である。」と、一人悦に入っている。 

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