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日々のリズムに変化を持たせるため、 早朝の散歩も楽しんでいる。なにせ、ホノルルの日中の気温は、1、2、3月を除いて、散歩には向かないほど暑くなるので、夕方からか早朝散歩が適している。
朝四時半起床、ヘッドホンを付け、ピアノの練習をした後、散歩に出かける。海辺まで、ゆっくり歩調で20分そこそこだ。 2、200歩の距離だ。
40代から意識的に健康維持を意識して歩き始めたので、歩き歴は結構長い。
日々の予定を多種多様にする工夫も練ってる。朗読を聴く時間は、外に出られない日中に集中する努力も怠らない。
朗読と言っても、 私の場合は英語での朗読に耳を傾けたり、日本語の朗読に耳を傾けて、両言語維持にも務めている。
早朝が一番頭が冴えているので、ピアノの練習に適している。とは言え飽きやすい性格らしいので、 集中力が落ちたら、他の作業に変える。
バックパックに本を忍ばせて、出かけるのが好きだ。 その時も、 原書を読む場合と日本書籍を読む場合がある。 厳しい規則は決めていないが、ある程度一言語で読み続けると、他の言語の本に移行するようにしている。
散歩、ピアノの練習、読書以外には、ホノルルで開かれている催し物にも、積極的に参加するようにしている。
何分、まだホノルル移住後一年で新米住民であるから、ホノルルがどんな地域であるかを知る努力中だ。
ホノルル美術館、ハワイ州立美術館でも集会、講演会やドキュメンタリー映画上映などがあり、インターネットで情報を得て、馳せ参じている。(コビッド19前のこと)。
ホノルル移住を決めた理由の一つは、ザ バスと言われる市バスだ。 高齢者用の特別割引定期券を購入したので、 時々違った路線を利用、興味本意で終点まで乗り、街並みをバスの窓から眺めたり、乗客の乗り降りを観察させていただく。
散歩の合間、疲れたらベンチに座り、行き交う人々を観察するのも楽しい。 観光客もいれば、再三数ヶ月滞在する日本からの長期滞在者もいれば、 ホノルル住民も目の前を通り過ぎる。
国籍も様々だ。 米国人は勿論、 フィリピン人、ベトナム人、韓国人、中国人、台湾人、ビルマの人、日本人と、太平洋の風に乗ってう色々の言語が飛んで行く。
真っ青な空、白い雲。どこまでも続く地平線。
まるで絵に描いたようような景色の中に居る自分が好きだ。


