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人生の醍醐味  75

Image by Olia Gozha

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大木の根元に立ち、左手で大木の幹を触りながら、朝8時に、ダイヤモンドヘッドをじっと静かに見ているのが好きだ。


太陽は既に東の空高く上がっているが、 木陰なので、海風が優しく皮膚を撫でて通り過ぎる。


人生最後の第四幕目で、 平和な心で日々を過ごせる私は幸せ者だ。 


インターネットのユーチューブやニュースを見れば、世界中で問題は山積みだ。  


現に、ウクライナとロシアの戦争も続行中だ。 フィリピンでは、両親が独裁者で,

長くフィリピンの人民を苦しめた息子のボンボンマルコス氏が、大統領に当選したと言うニュース。  


若い世代のフィリピン人達は、三十年以上前の自国の歴史等を知らない。


インターネットのSNS等で、歴史改ざん版をドンドン流せば、楽々国民の意見を自由自在に操れる時代の到来だ。


幸運な事に、オアフ島は太平洋のど真ん中にある離島だ。 世界中の出来事から少し距離を置いて、より客観的に分析できる位置にあるような気がする。


大木のえだ枝で、多種類の野鳥の歌声を聞いていると、改めて、人間も自然の一部であると痛感する。 


人間界に余りどっぷり浸かり過ぎていると、その単純な事実を見逃しかねない。


朝の散歩は収穫が多い。 太陽の光を浴びてビタミンDの補給も十分できる。  海風を受け、綺麗な空気を胸いっぱい吸い込む事も、心を落ち着けてくれる。


大空を見上げ、雲の形がゆっくり変化してゆくのを見ているのが好きだ。  スピードこそ違うが、人間も所詮雲と同様常に変化し続けているのだ。



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