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人生の醍醐味  56

Image by Olia Gozha

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19世紀や20世紀とは違う、21世紀の人間の生き方とはなんぞやと思う。 キーワード は流動化かもしれない。


枯葉が川面に流されているように、 人も流動的生き方をするようになった。  ミートアプなどは良い例だ。


全然知らない者同士が、インターネットを通して、情報を交換、指定の場所に指定された時間に行き、会話を楽しむ。 瞑想を一緒にする場合もある。


本土からホノルルに来てまだ半年、知り合いをこれから作る必要のある私には、都合が良い。


自然発生的グループに顔を出して、自分との折り合いが上手くいきそうか、試してみるのも面白い。 


近所の人、親戚、友人と言った固定しがちな人間関係から、ひとっ飛びで、違う世代、異業種の人と気楽に話せる。


これは、 私の好みにあっている。 あくまで、自由参加であるから、 気が進まない日は、会合に出なくても良いのだ。  


今のところは、結構真面目に、グループの特性を知りたいので、色々参加してみている。 若い世代の人生論を聞ける点も魅力的だ。


ただこう言ったグループは、水の泡の如く瞬時に消える事も多い。


しがらみも無い気楽さはあるが、長続きする保証は無い。


どんどん湧き水の如く、新しいグループも生まれるので、渡石を伝うように、 参加するグループを変えて行けば良いのだ。


仕事の関係その他で、人は移住する可能性も多い。そのような時代に合った、人間関係構築の良い方法かも知れない。  特にハワイは、他州から流れ込んで来た人が多い。  


人間は、所詮、孤独に耐えられないし、耐える必要もないので、 新技術を駆使して、必要なときに必要なだけ、グループに顔を出せば良いのだ。


他者の人生の断片を聞くだけでも、 学べる事が多い。 


これは、人生最後の人間観察の機会に違いない。 ありがたくチャンスを生かし、ちょっと人間界を、一歩離れた場所から、調査してみるのも有意義な事のような気がする。

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