top of page

人生の醍醐味 8

Image by Olia Gozha


歩きは思索の時間でもある。 また、禅宗の経行のように、無念無想になる機会でもある。


ホノルルは年中、日中は日射しが強い場合が多く、散歩には不向きである。 


強い陽射しを避けようとすると、太陽が西に傾く夕方になってしまう。


とは言え、ついついパターンが出来てしまい、同じ時間帯に、同じような場所を、歩く傾向に気がつくと、 意識的に、新たなやり方を取り得れようと努力する。


例えば、朝7時半に、人通りのほとんど無い街中を、西に向かって、テクテクと歩き続ける。


歩く時間帯と歩く場所を変えるだけで、心に新しい刺激が忍び込み心地よい。


もともと、ホノルル移住を決定した要因の一つは、市バス(the bus)が、早朝から夜遅くまで、割と頻繁に運行しているからだ。


ではあるが、格安で便利とは言え、バス利用頻度が増えれば増えるほど、私が歩く機会を喪失して、運動不足になる危険が有る。


私にとって、歩きは軽い運動でもあるのだ。気分を爽快にしてくれるだけではなく、 人間という動く物である私は、健康維持の為にも、軽い運動は、必須条件だと信じている。 


健康を保ちたい一番の理由は、 医療費が、滅茶苦茶高額である、アメリカでの経済性を考慮した結果、導き出した私の結論だ。  


死は誰にでも来る。 自分だけが、例外などと考えている訳ではないが、死の寸前迄健康を保ち、寿命がきたら潔く死を迎えたい。 


ニッコリと自分の死と対面するために、 元気な内に、自分と相談しながら、日々を有意義に過ごす努力をしている。


小、中、高と仙台にある、祖父母の茅葺の家でのんびり成長した関係か、自然が大好きで、自然の中にいるとほっとする。


歩いて海岸まで行ける、ホノルルでの生活は私に合う。街中を歩いていても、北側に緩やかな山々をいつでもみれる。  海風が吹き抜けて、散歩中肌が気持ちいい。


雨が多い関係か、樹木が生き生きしている様子が、常に目に飛び込んでくるのも、心を喜ばせてくれる。  


野鳥達も、人間を恐れる様子もあまり無く、近くまで近づいて来るのが嬉しい。


太平洋のど真ん中にある、地図で見ると小さな島であるが、ホノルルでは、多種多様な言語が風に舞う。  


それぞれの生き方を尊重する事で、ハワイ独特の平和が保たれている。 その流れに、私も乗りたい。



←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page