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13/8/14

偏差値30台から、4年浪人して獣医学科に入学した話 第14回

Image by Olia Gozha

入院 + 4浪生活

不安だらけ。。。。

ダンボール箱1杯分の問題集と参考書を持って、入院しました。

何が不安か。。。。全部。

いつ退院できるのか?受験はどうなるのか?これから先は????

何もかも、先が見えなかったのです。

検査が進むにつれ、自分のぼろぼろさ加減がはっきりしてきました。

・脳下垂体萎縮

・肝不全

・その他もろもろ。。。。。。


それでも、受験勉強は続けました。

そうするしか、不安を何とかする術がなかったのです。

幼稚園の頃から慣れ親しんだ机から離れて、病院のテーブルいっぱいに問題集とノートを広げて朝から勉強していました。


「なんで、そんなに勉強ばっかりしてるの?」



よく、聞かれました。

「獣医になりたいの。」

とは、答えるものの不安だらけでした。少し歩くと、息切れがする。そんな状態で、受験できるのか?先行き不透明すぎました。


昼は病室で、夜は担当の先生のお部屋で勉強していました。正確には、夜は担当の先生のお部屋で医学書を読みふけっていました。自分の勉強そっちのけで、医学書を読み将来こんなふうに医学書を本棚に並べ自分の部屋を持ち、みんなのために働くんだと日々思っていました。

先生は、全部知っていたと思いますが特になにもおっしゃいませんでした。



同室の入院患者さんもたくさん食べて元気になれと「お寿司」「ケーキ」色々なものを買ってきてくださいました。

浪人生活を始めてかなり被害妄想で、孤独でした。誰も助けてくれないし、誰に頼るわけにもいかない。そんな思いが自分を追い詰めていきましたが、本当に皆さん優しかったのです。

身長170cm 32kgで入院しましたが、50kgまで回復したら退院してもいいと先生が教えてくれました。

とにかく体重を戻す。必ず合格して報告に来る。


合格するための新たな目標ができました。

自分のためだけでなく、応援してくれる人たちのために頑張ろう。


この頑張ろうが実は曲者でした。。。


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