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ゴミ拾いをしてみた

Image by Olia Gozha

自分がよくつく悪態に「そんなくだらんことやるくらいなら、道のゴミ拾いでもやっとったほうが、よっぽど社会の役に立つわな」というのがあるんだけど、だったらお前がやれって感じだよな、と思って今日は道のゴミ拾いをした。

自宅から駅までの道の途中の階段と公園はいつもゴミが多くて、いつか拾ってやろうと思ってたんだけど、まさに今がそのときだと思って、ゴミ袋持って、ゴミ拾いに行った。

のら猫とも知り合いになったし、懐かしいデザインの空き缶も見つけたし、階段の登り降りもなかなかいい運動になって、こりゃ、ただ走るよりもいろいろお得だなと思っとったら、自治会の役員という近所の方が声をかけてくれて、しばらく一緒にゴミを拾った。

このあたりは駅から近いから、近くのコンビニで買い物して飲み食いする人が多く、ゴミがいつも散らかっているとのこと。だいたい週一くらいで掃除してるんだけど、なかなかマナーがよくならなくて困っているらしい。

そーか、月曜の朝なんか盛大に飲み食いのゴミが散らかっているときがあったけど、この方たちが掃除してくれてたんだな。自治会って言っても年寄りばかりで、なかなか階段を登り降りしての掃除は大変だって。

その方とよもやま話をしながら、ゴミ拾いをして、集めたゴミを収集所に持って行ったんだけど、そこのゴミ出しのマナーもよくなくて困っているとのこと。

あのアパートに住んでいるあっち(外国)の人たちがね、っていういつもの話。この手の話、常習犯は実は日本人だったりするのは、前の仕事でさんざん扱った。

まあ、でも、週に2回も3回も掃除をするこの方の気持ちも汲んで、何も言わずに今度手伝いますとだけ言っておいた。実際くしゃくしゃのゴミを毎回片付けるって大変なことだと思う。

その間、この方は通りかかる人に次々と声をかけていて、あー、みんな知り合いなんだなと思う。

通りかかった小さい子なんかは、一つ二つ通りすがりにゴミを拾ってくれたし、高校生くらいの子は「ありがとうございます」って、声をかけてくれた。こういうことに対する感性は、若い人のほうがかなりある。

一通りゴミ拾いしたあとで、この自治会の方がジュースを2本くれた。また、時間があるときに来ますと言って家に帰る。その人は、また自治会のこともよろしくね、と言ってた。

ほんとにくだらないことやるよりは、道のゴミ拾いすることには、社会の役に立つというより自分によいことがあったな。

なんか、ボランティアとか、社会のためとか、大げさに考えなくても、道のゴミ拾いってすぐにできるし、地域の人の輪に入れるかもだし、かなりおすすめです。もっと早くやればよかった。

地域で何かできることがないかと思ってる人はぜひやってみて。

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