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いじめ加害者との闘いの記録(7)相手を追いかけてみるの巻

Image by Olia Gozha

そして、よく公園に行くようになったが、なかなか出会うことができない。いるような気がしても、いつの間にかいない。もしかしたら、先に気づかれて、こっそり帰っているのかもしれない。

そこで計画を立てることにした。見つけたら、逆に追いかけてみる。

そうこれしかない。そう思って機会をうかがうことにした。

ついにその時が来る。

つい、こないだ、というか昨日なのだけど、本当に追いかけてみた。

公園に着いたら、いるような気がした。先に、一人で公園に来ていた女の子のお友達(1,3年のクラスメイト)から誘われたので、一緒に遊び始める。大勢でドッジボールをしているのに、その子が呼ばれて入るところを確認、ちょうど、近くで遊んだいたため、いることを確認、帰る瞬間を待つ。いたはずなのに、いないので聞いてみると、上着を脱いだだけやった。で、下の子がトイレに向かう。トイレの帰り道、グラウンドから、まさにひょっこりはん、ついに目の前に現れたのである。最後にあったのが、一年前。猛ダッシュで追いかけてみる。意表を突かれた―みたいに戸惑いながら逃げる、どこかで立ち止まる。お母さんと妹がいたので、お母さんとその子と妹に向けて、久しぶりですねー、元気だったんだすねー、と声をかける。お母さん、引きつりながら、笑顔で対応。やっぱり、この親子は謝罪なんてしないし、のうのうと生きていく、それはずっと変わらない。でも、私は、すでに数人の男子がその女の子が性格が悪いと言い出しているのを、娘が信頼できるもう一人のお友達から聞いている。向こうが電話した時に、挨拶ができる関係になりましょう、っていったのにいつ逃げるんだ、それは悪いことをした自覚があるから、会うと気まずくて、後ろめたいんでしょ。そう思いながら、スキップでその場を離れた。


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