どこまでも水の中をもぐる。

水泡が小さくシャボン玉のように上に広がって波紋になるのをみている

  苦しくて

こわくて

  手を伸ばしても誰も掴めない

私が落ちたことに気づかない

｢ことね！｣

名前を呼ばれて

  祖父に川から救いあげられる

そんなに深い川ではないのに

   私は祖父の後をつけて

    おじいちゃんを驚かせようとして

トラックのサイドの板を

こちら側から川の向こう岸へと

渡しただけの

橋を

   滑って落ちて

溺れた

 3歳か4歳の私

 祖父は

  背後からボチャンという音がして振り返ると

私が川に落ちていて

  心臓が飛び跳ねたという。

あれから数十年すぎて

  もういい大人なのに

水泳も好きだし

   プールも海も好きだけど

【水】が怖い

  青やブルーが大好きで

【男の子の色だよ】ってからかわれて

   大好きな色であり

私の恐れの色

     【ブルー】

  私がいまコロナでどうにかなったら死んでも死にきれない

  どうしてこんな世の中になったんだろう

  コロナを作った人よ

なにがしたかった？

  人類を滅亡させたいの？

  起きてしまったことは仕方ない

エヴァンゲリオンでいう

サードインパクトも

フォースインパクトも

 起きてしまえば取り返しがつかない

やれることをやるだけ

  【生命力】と【免疫力】そして

自分の【運】を信じきるしかない

 死ぬ時はなにしていても死ぬ

人間はいつか、死ぬ

それが早いか遅いかだけだ

それでも

 私はまだ

生きたいし

   私でできることは

惜しみなくするだけ

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