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13/7/23

その決意が思ったよりラジオに取り上げられ、困惑

Image by Olia Gozha

YUI LOCKS!からの逆電


まず始めに、YUI LOCKS!というコーナーから電話がきた。

そこでは、歌手の”YUI”がつとめるSCHOOL OF LOCK!内のコーナーなのだ。


ストリートをするにあたって、色々なアドバイスをいただいた。

  • 天神のどこでやったらいいのか

  • 必要なもの

  • 心構え


そして、私の決意も話した。

「いつかオリジナルができるまでは、YUIさんの曲でストリートします。」


ありがとう、そして応援しています、と声が嬉しそうに聞こえた。


(未だにその約束は未完了のままです。オリジナル作りたいのですが。。)




YOUNG FLAGでの奇跡


そのあと、YUIがSCHOOL OF LOCK!(以下SOL)のライブ『YOUNG FLAG』で

Zepp Fukuokaに来るとラジオで聞いた私は、行くしかないと思った。


しかし母に相談すると、「そんなお金ない、もし当たったらいいけど…」

と言われたが、どうしても諦めきれず、行きたい気持ちは冷めなかった。




福岡の地方番組で、先行予約が受付されていたので、急いで電話した。

混み合ってたっぽいが、無事取れた。



それをラジオの人に報告すると、「ギターは持ってくるの?」

と聞かれたので、少し悩んだあげく、なんとなく「はい」と答えた。







会場に着くと、たくさん人が集まっていた。

私はラジオの録音に呼ばれ、また台本のような台詞を棒読みした。

(実際台本はないが、困っていると、こう言ったらいいよ、と言ってくれた)



ふとライブハウスの近くに行くと、「YUIがリハやってるね」

とラジオの人が教えてくれた。

うわーーーー!YUIがリハ!YUIがいるんだ!ここに…

と半信半疑に興奮しながら、会場内から小さく聞こえるリハ音を聞いていた。





そして、あと1時間くらいで開演なので、そろそろ並ぼうかな…と思っていると


「あ、ちょっと、校長と教頭が話したいって言ってるから、楽屋来てって。」

と言われ、え?!校長と教頭(メインパーソナリティ)と会えるの!?

と興奮と緊張をしていると、

隣にいた母と背中を押されるように楽屋へ足を運んでいた。






トコトコトコ…



楽屋までの道のりは、とても狭くて、ライブハウスの裏側!ってかんじがした。

顔は見れなかったが、ライブハウスのスタッフらしい人が沢山いた。







…トントン。


扉を戸惑いながら叩くと、校長か教頭が返事をしてくれた。

隣にいたラジオの人に、目で確認すると、「いいよ」と合図してくれた。






ガチャ。










なんと、扉を開けると、

校長(やましげさん)、教頭(やしろさん)




そして、
















YUIがいたのです。










びっくりしすぎた私は、イスに座るのを忘れてボーっとしていると、

誰かに、「座っていいよ」と言われたので、とりあえず座った。






すると、YUIが、

「どうも、YUIです。」


と普通にそこにいた。


なにも知らされていなかった私は、なにも言えず、ただ見つめていた。


たぶん、もうこんな機会ないんだろうな。貴重な体験をしている。と感じた。


そして実物のYUIが美しすぎて、見とれていた。






ずっと見つめていると、YUIが、

「あって言って。」と言った。

この台詞、前にも聞いた事があったのだ。



中学生のとき、同級生の女の子に、

「あって言って?」

と言われ、からかわれた経験があるのだ。



それが脳裏によぎって、返事が出来なかった。

何度も何度もYUIは、「あって言って」と言っていたが、目をそらしてしまった。

過去の台詞とリンクしてしまって、どうしても言えなかったのだ。

からかわれてる?バカにされてる?

と、本当は違っても、そう思ってしまって、私は黙り込んでしまった。




すると、隣に座っていた母が、

「がんばったもんね、よかったね、いままで色々あったよね。」

と涙を誘うようなことを言われ、つい私は泣いてしまった。

(涙は流れないように、上を向いていたが)



なにか教頭がゴソゴソしだしたので、なにしてるんだろう?と見てると、

ハム人間だった。

教頭は、実はカリカというコンビ芸人なのだ。


不覚にも笑ってしまって、そのとき、YUIを見ると怒っているようだったが、

今は空気を読んでちょっと無理して笑っている、ように私は見えた。





それから、校長に

「なにか言いたいことはない?」

と聞かれたので、悩んだあげく、

「サインください。」

と、なんともファン!という台詞を吐いてしまった。




サインには、

”ストリート楽しんでね!”

という文字が書かれていた。

そのとき私は、どうやって楽しむんだろう?と思ったが、言えなかった。





それから、一緒にギターを弾くことになって、

Good-bye daysを一緒に弾いた。



YUIは歌ってほしかったみたいだが、私はこわくて歌えなかった。


本人が目の前にいるのに、失敗したらどうしよう、という浅はかな恐怖に負けて。





本当は歌いたかった…。







YOUNG FLAG レポート:

http://www.tfm.co.jp/lock/flag/repo/fukuoka/03.html


2007年10月30日 YOUNG FLAG 放送模様:

http://www.tfm.co.jp/lock/staff/onair/2007/1030/index.html







そして、もう後には戻れなくなった私は、

不安を抱えながらも翌年2月より、ストリートライブを開始する。



そこで出会った数々の仲間、出来事

そのすべてが私を支えてくれた。



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