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占いの力を見くびるな

Image by Olia Gozha

Audio Bookをひたすら聞いてると、

やたらと出てくる言葉がある。

それは「神」「祈り」だ。


別に宗教本を聞いてる訳じゃなくて、

ビジネスでも何でもかんでも、

至る所で「神に」「祈れ」と言ってくる。


やっぱり宗教がある国はそうなのか。


今年決めたルールの一つに、

外国人著者の本しか読まないというのがある。

そのためか神の話やPrincipalの話が多いことに気づいた。

僕は今まで本でを読んでいても、

その手の話が出てきたら読み飛ばすか、

興味を失っていたのだが、

今回は一度立ち止まって見ることにした。


これだけの人が言うのだから、

もしかすると「神に」「祈る」力は

物凄いのかもしれん。


そう考えると、

大東亜戦争の時の日本人は

セルフイメージが物凄く高く強かった。

黄色人種で唯一白人と渡り合ってた強者揃いで

今のヘナチョコの僕らとは同じ人種とはとても思えない。

そして彼ら(先輩たち)は宗教を持っていた。

神道だ。

当時は日本人にも皆で信じられる共通の存在があったのだ。

*宗教の話は色々と立場があるのでこの辺で離脱


やはり「祈り」の力は凄いのか


じゃぁ実際、

僕ら「祈らない世代」のことを考えて見よう、

僕らがいつも言われてきた

「日本の失われた30年」だが、

仮に失われ始めたのが1990年からだとする。


終戦1945年当時、

15歳でちょうど義務教育を終えた人が

1990年になるとちょうど65歳、定年ちょっとか。

そう考えると高度成長期を支えてきた世代は

僕ら戦後教育世代ではなく、戦前教育世代だと言えるのではないか。

そうなると僕らが戦後世代が作ったのは「失われた日本?」

なのでは。。


キリスト教であるアメリカは

この「神」「祈り」の力を知っていたのだろう。

まるで計算されていたかのように1945年(昭和20年)

GHQの神道指令において「国家神道」の廃止が命じられている。


ちなみに僕が一番好きな本「ホモデウス」を書いた

ユバクノアハラリ氏は「ホモ・サピエンス」と言う本で

こう言っていた。


我ら人類「ホモ・サピエンス」が反映した理由は、

「フィクション(虚構・物語)」を信じる力に依る


と。

虚構を作り、

それを信じることができるのは人間だけ。

それが会ったこともない人同士でも

協力することを可能にしたとてつもない力だと。


日本が失ったものは

経済成長ではなく、

「皆んなで一緒に信じられる存在」

なのかもしれない。

「祈り」先がないから、

その力を僕らは発揮することができないのだ。


だから僕ら日本人は、

ビジョンや夢を描くことが

苦手なのかもしれない。

慣れてないから。


「全ての生物は 自分より優れた何者かを信じ盲従しなければ生きてはいけないのだ そうして信じられた者は その重圧から逃れる為に 更に上に立つ者を求め 上に立つ者は 更に上に信じるべき強者を求める そうして全ての王は生まれ そうして全ての 神は生まれる」藍染 惣右介(あいぜん そうすけ)


このは戦国時代の武将の名言、

ではなく、

アニメ『BLEACH』の悪役のセリフなのだが、

どうも心に残っている。

これが人の本望なのかもしれん。


女子がよく占いをしてるのを見ると、

冷たい視線をいつも送っていたのが、

これからはそのパワーを見くびらないようにしよう、

尊重しよう!

と思ったマイナス8度の朝であった。


さて僕は北斗七星にでも祈るとするか。

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