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今無い物は必要のない物

Image by Olia Gozha

2020年4月7日、

46億5000万人の人が、

自宅待機を余儀なくされた。

世界の人口の半分以上が

自由な行動を制限された。


それにより、

2020年の観光は前年比で、

60%~80%減になると言われ、

オリンピックも中止となった。

それにより、

僕らは去年と全く違う生活を

突然おくることになったのだが、

みんな不幸せになったのだろうか。


自由=幸せ


ではないことは、

僕は自由の国アメリカに来て、

すぐに気づいたことの一つだった。


”好きな時間に好きな人と好きなことをして生きていく”

という目標は渡米後、1年で実現した。

今より全然自由だったし、本当に好き勝手生きていた。

彼女と同棲し、犬を飼って、セントラルパークを散歩したり、

毎月海外旅行に行くと決め、NYを拠点に20ヶ国周った。


起業してからの4年間よりよっぽど自由だった。


じゃぁ今とその時とはどっちが幸せだったのか?

と聞かれたら僕はこう答えるしかない。


幸せとかあまり考えたことない


と。幸せかどうかはわからないけど、

どっちの生き方もそれぞれ自分が決めたことなので、

すごく納得してるし、充実しているので、

どっちも良い感じだ。


実際パンデミックになる前から

僕は自由にはあまり興味がなくなっていた。

もちろん投獄とかされたらきついけど、

過度な自由にあまり意味はないことがわかった。


それは毎日が自由だと、

それはもはや僕らの知ってる”自由”ではなくなるからだ。

不自由があってこそ感じる自由。


週5で学校行った後の、週末のキャンプのワクワク感。

週5で仕事した後の、週末の彼女とのデートの時間。


そういう花金、週末の楽しさは、

週5の束縛があってこそ生まれるものだ。

光あれば影があり、

冬があるから夏がよく見えるように、

自由を求めることは不自由を求めることでもある。


パンデミック


僕らは明らかに不自由になった。

でもそれだけ自由の感覚が増えてるはずだ。

不謹慎かもしれないが僕はこのパンデミックは嫌いじゃない。

不自由=不幸せ、では全くないのだ。


僕の周りのみんなも日々充実してそうだ。

チームのメンバーは日に日に活き活きしてる感じがする。

みんなの未来は明るい。


パンデミック


目先の楽しさや浅い自由が無くなったおかげで、

積み上げいく充実さや必要な不自由を

感じられるすごくいいチャンスだと思う。


今できないこと、

やれてないこと、

は必要そうに見えて、

必要なものではなかったのだ。


今周りにあるもの、

今やってること、

今一緒にいる人、

が本当に必要なものである。

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