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できることより、すべきことをやれ

Image by Olia Gozha

コロナの対応をじっくりと見ていると、

大きく2つのタイプに分かれている。


1、とりあえず目の前のできることを一生懸命やる人

2、一度立ち止まり次の未来に向けて今すべきことを始める人


例えば、

目の前の安定が崩れ、その不安から、

身近にできることを片っ端からやっていく人たち。

これは1に当てはまる、一言で言うなら「今を乗り切り隊」。


例えば、

コロナ後に、今までの人生を一度見直し、

これからの未来を徹底的に考え、

そこから今すべきことを逆算して動き出す人たち。

これは2に当てはまる、一言で言うなら「未来に行き隊」。


さてあなたはどちらに当てはまるだろうか。


多分ほとんどの人が

1の「今を乗り切り隊」に当てはまると思う。

そりゃ目の前のことをやらないとこの先、生きていけない。

これは至極当然の考えだと思う。


でも「この先」とは一体どこのことを指すのだろうか?


本当に目の前のことをやれば、

「その先」生きて行けるのだろうか?


明治維新。

侍が一斉に消えた。

正確には人が消えたのでなく、

装備や正装が一式洋風に入れ替わった。


刀より軍艦

袴より軍服


そう突如ルールが変わったのだ。


侍にとって

一生懸命剣術を学んだ「その先」が

いきなりなくなった瞬間だった。

剣術を学ぶ暇があったら、

西洋式軍隊や国際法を学んだ方が良いとなったのだ。


この新しい時代の流れには、

幕末最強の侍集団だった薩摩藩でさえ、

抗うことができず、

西南戦争で華々しく散って言った。

この瞬間、侍時代は終わりを告げた。


今、袴で外を歩く日本人はいない。

今、日本刀を持ち歩いてる日本人はいない。

今、プログラミングより剣道の方が食えると思っている日本人はいない。


歴史を振り返れば、

このようにルールが一気に変わることが何度もある。

そして今回のコロナはまさにその歴史的1年になる。


じゃぁ今一番大事なことは

「今できる」目の前のことに徹することだろうか。

それとも次の時代に向け「すべきこと」を真剣に考えることだろうか。

未来に行きたいなら絶対に「すべきこと」を今始めるべきだ。


次の時代はどうなるのか?

次の時代に合わせ今の事業をどう変えるべきか?

次の時代に合わせ自分はどうなるべきか?


「できること」選ぶか「すべきこと」を始めるか。


いつだって、

「すべきこと」は

未来からしか下りてこない。

そして未来は一度立ち止まって、

時間をとり勉強しないと描くことはできない。

目の前のことを頑張ることは大事なのことだが、

だからこそ一番危険だ。

未来を考える時間を失うことになる。


「今までの未来」へのレールが突如なくなった今、

一人一人が改めて未来を徹底的に勉強し、

ざっくりでも小さくても適当でもいいから目標をたて、

そこから逆算して今すべきことを考えなければならない。


「できること」に焦点を当てたら絶対に見失う。

鼻くそほじることは「できること」だが

この大変な時に「すべきこと」ではない。


今すべきことは何か。


それは未来からしか絶対に下りてこない。

未来を学ぼう。

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