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アメリカ人と交渉する時に忘れてはいけないこと

Image by Olia Gozha

今日の一日。


今日は朝からお店の水道が爆発して洪水に。

その件で、大家とどっちの責任かで少し揉める。

その1時間後には別案件での投資家とのミーティングで、

言った言わないの話で少し揉める。


こんな感じで、

アメリカではビジネスをやってたら

まぁ揉めることが日常だ。

トランプとバイデンが毎日言い合いしてるのを

見ればそういう国民性であることは

日本からも少しは想像がつくだろう。


ではそんな国で生き抜くには何を肝に命じる必要があるだろうか?


揉め事をできる限り避けることか?

揉めないように謝って済まそうとすることか?

どちらも違う。


揉め事は避けられないし、

避けようとすればするほど、

問題はあとから大きくなってくる。

謝ったら最後、

相手は穏やかになるどころかその弱みにつけこんでくる。

日本人の感覚では想像がつかない展開になる。


じゃぁ揉め事になったら徹底的に戦うべきなのか?


これは半分正解で半分不正解だ。

やられたらやり返す、これは揉め事の鉄則だが、

やり返すことが目的になってはいけない。

人がとても多い。


一番大切なことは、

”目的を見失わないこと”だ。


今なぜ揉めてるのか?

この揉め事で何を自分は得たいのか?

これを整理できてる人が交渉では必ず勝つ。


例えば、

あなたになかなかお金を返さない人がいたとする。

そこで相手にブチギレて悪口を撒き散らしながら

いくらお金を返せと叫んでも、

相手は素直にお金を返すことはないだろう。

逆に相手はキレて絶対に返さない、

と態度を硬直するかもしれない。

その態度をみてさらにイライラして

金返せと叫んでもお金は返ってこない。


これは交渉の”目的”を見失ってる典型例だ。

いつからか喧嘩すること、

悪口を言うことが目的となってしまっていて

そもそもの”お金を返してもらう”という目的が

どっかに消え去ってしまっている。


もしお金を返してもらう、

という目的を忘れなければ、

そんな態度には出ないはずだ。


1、まず相手が返せない理由は何かを聞く

2、今お金がないのであれば半額でももらってあとは期限を伸ばしてあげる

3、それでも返す気がないのであれば訴訟する。


目的は見失わなければ、

感情的にはならず論理的になる。


人は悪口を言われるより、

自分を理解してくれた人にお金を返したくなる。

悪口を言われるより、

訴訟をされる方が怖くなってお金を返したくなる。


今何のために喧嘩してるんだっけ?

とカッとなった時は、自分に確認してみよう。

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