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短期視点だと長期視点の人には勝てない

Image by Olia Gozha

今ニューヨークでは求職者が溢れている。


求人を出せば、

ざっとたくさんの人から応募がある。

コロナ前にはなかなか出会うことが困難だった

高いレベルの人も見つけやすい状況だ。


なぜ急に求職者が溢れたのか?


それは失業保険の救済ボーナス措置が

終わったからだ。

なんとニューヨークではつい最近まで

多い人で月50万円ほど失業保険がもらえていた。

それじゃ誰も働からないよね。。


その状況が終わり、

働かないといけない人が

わぁぁっと求人市場に溢れてきたのだ。


この状況を見て

改めて何事も逆張りだなーって思った。


数ヶ月前までは全く反対の状況が続いていた。

求人を出しても誰も来ない。

なぜなら働かない方がお金がもらえたからだ。

でもそんな時でも働くことを選んでいた人たちがいた。


数ヶ月前、

仕事からの帰り道、

Uberの運転手に聞いてみた。

「なんで失業保険もらわないでわざわざ働いてるんだ?」

彼は答えた。

「働かないとダメな人間になるからさ」

と。


うちのスタッフも失業保険をもらう道ではなく、

働くことを選んでいた。仕事への責任感からの判断だろう。

ほとんどコロナ中も休んでないんじゃないかな。


そして今明暗が分かれた。


失業保険でも頑張って働いていた人たちは、

今は仕事が無くなるどころか、

誰を採用するか選ぶ立場になっている。


そりゃ当然で、

コロナ化でも働いていた人たちは、

自分の意思で働いていたのであり、

休んでいた人と比べまず責任感が違う。

それは慌てて戻ってきた

求職者と比べれば一目瞭然だ。

そして何より長く休んでた人は、

体が鈍っている。見ていても仕事のテンポが遅い。


もちろん仕方なく失業をした人もいると思うが、

働けるのに働かなかった人と

働かなくてもいいのに働いていた人との間には

大きく明暗が分かれたなと

今のニューヨークの人を見ていて思う。


まるでアリとキリギリス。


短期視点の人は

絶対に長期視点の人には勝てない。

これは歴史が証明している。


そしていつだって時代は、

目の前の甘い誘惑に負けず、

厳しい道を選んた人に風が吹く。


誰もが逃げ出すような苦しい時ほど踏ん張って働く。

みんながこぞって働き始めた時にこそ休む。

それが無駄な競争を避ける、

もっとも効率的で結果の出る生き方だ。


何よりいつだって人とは違う、

逆張りの生き方は気持ちがいい。

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