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踊らされない人になる

Image by Olia Gozha

基準をもつ。


イチローが2000本安打達成!


というニュースが昔、

テレビやメディアで騒がれていた時、

僕はあることに気づいた。

2000本がすごいのかどうかピンとこない。


過去に何人が達成したのか、

達成するまでに何年くらいかかるのか、

そういった”基準”がわからなければ

やっぱり判断ができないのだ。


営業マンとして売上1億達成しました!

と転職するときにアピールする人がいても

そもそも何を売ってるのか?

会社の中で何人が達成できるものなのか?

が分からなければ評価のしようがない。


1人で一本100円の鉛筆を100万個売ったのか、

チームで1億のビルを一棟売ったのか、

では評価は全く変わる。


営業成績No1でした!

というのも、

社員が3人なのか、

社員が1万人なのかで大違いだ。


そうだ、”基準”がいるのだ。


そして往々にして

その”基準”は数字で表現されることが多い。

数字は世界共通の明確な指標だからだ。


先月世界で初めてアップルが

時価総額200兆を達成したというニュースがあったが

これがどれだけすごいかピンと来るだろうか?


インドのGDPは270兆

韓国のGDPは160兆

これで少しピンときただろうか。

日本でトップのトヨタで21兆、約10倍だ。

これでどうだろうか。


このように”基準”があれば凄さが明快にわかって来る。

ただここで終わると大きな流れは見えてこない、

この点を線にするために、

ここでも歴史と照らして合わせて見たい。


そもそも会社という存在が200兆という価値になるまで、

どれくらいのスピード感で成長して行ったのだろうか。

まず最初に1000億を突破したのは、

1901年 US steel  という会社だった。

ちなみに今では1000億超えは、7630社いる。


その後の流れはこうだ。

1955年 GM  10Billion(1兆)

1987年 IBM  100Billion(10兆)

1999年 Microsoft 500Billion(50兆)

2018年 Apple   1Trillion(100兆)

2020年 Apple 2Trillion(200兆)


注目は2018年と2020年だ。

わずか2年で100兆アップ!

2018年まで人類が少しずつ築き上げてきた

100兆を2年で上乗せしてしまった。


このスピード感がやばい。


メディアが”すごい”ということに踊らされるのでなく、

自分が心から納得するまで”基準”を作りだそう。

そうすれば、そこで得た”基準”が次の”すごい”を

評価するときの軸になる。


コロナの死者が80万人になった、

と聞いてすぐに、

糖尿病の死者は?

交通事故の死者は?

と”基準”が出て来るかどうか。


ちなみにこの二つは、

コロナよりも犠牲者が多い。


なんとなく、ではなく

しっかりと”基準”を作って行こう。

そうすれば踊らされない人になる。

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