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12/12/6

ピクシブに入るときの話

Image by Olia Gozha

ベンチャー企業で働きたい!

ピクシブの面接を受けた時、私は大学2年生だった。

当時何もモノを知らなかった私は、1年生の頃、ある夢のためにベンチャーで働きたいと思い、色々なベンチャーに応募し、何回か面接を受けたのだが、落ち続けた。

(今思えば、これは単に時間の都合が合わないとか、そのぐらいの理由だったように思う。)

しかし、それで自信を無くした私は、とりあえず技術系の取得し、その上でもう一度チャレンジしてみようと思った。

そして望んだ面接だった。あの日の事はよく覚えている。

当時のピクシブのオフィスはまだ移転前で、大きくはなかったが、何かを感じさせ、ワクワクさせられる雰囲気だった。

濱吉 玲奈「こんにちは!」

「こ・・こんにちは!」

れいぴーさんに出迎えて頂き、面接は青木さんと社長に行なって頂いた。

私は当然何も実績があるわけでもなく、”プログラミングはあまり出来ない” ”ただできる限り頑張って働きたいと思う” という旨を頑張って伝えた。(資格はたぶん役には立たなかったと思う。)

核心の質問

おぼつかない私の質問や受け答えを聞いてもらいながら、社長が短い面接の最後に、こういった。

片桐孝憲 (片桐孝憲)「将来、結局何がしたいの?」


私は自分なりにとても悩んだ。

”将来ベンチャーで働きたいと言った方がいいのだろうか・・?”

面接はウケの良い答えを言うほうが良いという考えも当時は持っていたので、そう言った方がウケが良いのではないか、と考えた私は、自分の本心を言うか上記のように言うか悩んだが、結局迷ったときは本心を言うというポリシーを持っていたので、素直に正直に自分の強い思いを話した。


「任天堂で、働きたいんです!!」

私はなぜベンチャー企業で働きたいと思っているかを正直に、自分なりに一生懸命話した。

その時は任天堂に就職して、ゲーム開発をしたいと強く思っていたため、何とか任天堂で働くために、一生懸命考えた結果がまずはベンチャー企業でアルバイトとして働くと言うことだった。

結果は・・?


面接の結果、社長は私のことはとても不安だったらしい。

確かに口だけは生意気で、プログラミングは出来ず、他のアルバイトの優秀なエンジニアと比べても、私を採用する価値はそんなになかったと思う。

(他のアルバイトエンジニアの方々は、本当に驚異的に優秀な方が多かった。今考えても信じられない環境だった。)

しかし、開発を統括していた青木さんがたまたま気に入ってくださって、私は何とか採用されたのだった。

その日のうちに採用の連絡が来て、私は本当に嬉しかったのをよく覚えている。

アルバイトの面接なのに、色々な人に電話をした。

あの時、ピクシブに応募したのは、人生最良の選択のうちの1つだと、今でもよく思う。

肝心のピクシブでの仕事の話は・・また今度。


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