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地方のエッセイコンテストで最優秀賞を受賞して全国出版したら、学生時代の友人を失ってしまった話

Image by Olia Gozha

 某地方のエッセイコンテスト

【日本一の友情エッセイ】をみつけたのは、本屋にあった公募ガイドの1ページ。


 応募がどれだけあっても200人近くのエッセイ(1人10ページ)が載るというのに魅力を感じた。


 これなら佳作でも本に私の作品が載る!!これなら全国出版の経験かできる。


 そんな不純な理由で

私は小学校1年からの親友のことを書き綴った友情エッセイを、応募したところ、


まさかの【最優秀賞】をとり、トップバッターで掲載される。


 高校時代、文芸部と、美術部を掛け持ちして入部していたので、文芸部の友達がきっと一緒に喜んでくれる、そう思って私は打ち明けた。



 『は?いちるが全国出版?なにかの間違いじゃない?』


 そう、誰一人として、本を出すことをおめでとうと言う人はいなかった。みんな自分が出版したい。成績も文芸部の誰より落ちこぼれの私が最優秀賞で出版する、と知って


 文芸部の仲間と思っていたひとたちは、嫉妬をむき出しにしてきた。


 見下されていて、私が可哀想だからみんな一緒にいたのか、と思うくらいに。キツい物言いをされる。


 それで大半の文芸部友達を失って、受賞会場へいく。と。


 そこには、審査員の

【水木一郎】さんがいた。

  『いちるちゃんか!作品読んだよ。いやあ、苦労したね。東京で仕事をしているのか!歯科衛生士!!私も東京でライブやコンサートをしているから、東京のお父さんだと思ってコンサート聴きにくるんだゼーット!!!』と

めちゃくちゃテンションの高い人だった。


  しかしこういった芸能人という

ファンがいて

才能があって 

 特技に特化したひとたちは、ブレることなく、未来へ、前だけを見て進んでいく。


 

 心がとても救われた。


 芸能人もなにかに秀でていることで、友達をうしなったり、成功したり、モテることで本命から浮気を疑われたり、それは

本人のせいなのか。


  周りが嫉妬したり、不安になったことを、うまくいったヒトに感情をぶつけて、去っていってしまう。


 なにかを手にすると、必ずなにかを失っている。


 バランスを保つために。


 そこで私は、覚悟を、決める。


選ぶしかない。甘えがあるから、傷つくし、ショックを受ける。


 例えなにかを失うことがあったとしても、譲れないもの、やりたいことは、簡単に譲らないってことを、私は決めた。

  それは好きな人のこと。

  応援する芸能人や最推し。は、絶対譲れない。簡単に誰かに渡せるくらないなら最推しにしたりしない。


 書く、ことも。

 文章を、書くことは、なにがあっても、譲れない。これは、呼吸することと同じくらい、私には

【自分を表現するツール】だからだ。




 成功してうまくいっているように、見えたとしても、知名度が上がっても、不特定多数から

モテたとしても。



 大好きな本命から、認められたり、好きになって貰えないなら、意味が無い。


 もしも貴方が

なにかやり遂げようとしているなら、甘えを捨てろ!

  ズルして楽して成し遂げようとするな。ちゃんと本気でぶつかって、躓いても失敗してもいいから、やりたいことをきちんとした正攻法で勝ち取って欲しい。


 モテたいから、有名になりたいから、お金持ちになりたいから、では、成し遂げられない。


 なにが、したいのか。

 私は、自分の文章で、誰かの折れそうな心を助けたい。

 そのために、書く。ときに友人を失うことがあっても、恋人や家族を失うことがあっても。それだけは、譲ってはならない。


 【自分が本当に欲する物も者も簡単に諦めてはならない】


  妬んだり、意地悪する全てのヒトに言いたいことは


 【やればブーメランのように自分も痛い目にあう】

人を呪わば穴二つ。


 エッセイコンテストは受賞したけど、小説の全国出版は、いまだに成功していない。


 生きているうちに

 出版社賞をとりたい。とる!

 そして応援する!!

 そして覚悟をする。


どんな事があっても、私は自分のものは、簡単に譲らない。


そしてそれを、必ず恥ずかしくても言葉にして行動ともに、相手に伝えていく。伝えなければ言わないのと同じ。存在してないのと同じ。


 傷つくとしても、ときに人を失うとしても、私はコミュニュケーションを諦めない。

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