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人種差別された友人

Image by Olia Gozha

ニューヨークはほんと良くも悪くもネタが尽きない。


今日は何書こうかなと一日を振り返れば

何かしらの出来事が起きてる。



「お前はドラッグディーラーだ」



今日経営するレストランに友人が遊びに来てくれた。

彼は黒人で僕と同い年の35歳。救急救命士だ。

昨日が誕生日ということで、

アウトドアシートにて、

ラーメンを振る舞ってあげることにした。


すると事件は起きた。


ちょうど彼のラーメンをキッチンで作っていたら、

スタッフがかけよってきた。

何やらマッチョな黒人の僕の友人と

ヨレヨレの白人のホームレスのおばあちゃんが

言い合ってる、とのことだ。



僕の友人は、

いつもボランティアでジャパンフェスを

手伝ってくれたり、

今日も僕の誕生日が5日後ということで、

祝いにわざわざきてくれたりと、

天使のような心を持つ男で、

まさか人助けをすることはあっても、

おばあちゃんと争うことないだろうと思いながら

仲裁に出て行った。



するとちょうど、

いざこざは終わったらしく、

白人のおばあちゃんは何やら文句を

いいながら去っていくとこだった。



「どうした?」


と僕が聴くと、

友人は笑いながら、


「おれは救急救命士だから、何か助けられることがあったら力を貸すよと言ったんだ。そしたら、「嘘だ、お前はドラッグディーラーだ」と言われたよ笑」


とのことだった。

見た目が黒人だからか?

体がでかいからか?


その理由は定かではないが、

友人はかなり気分が悪いのを我慢してるようだった。


「気にすんなよ、ニューヨークだよ」


と言って話を逸らしたが、

数十分後に、彼は隣に座ってた、

白人女性の二人組に突然を声をかけた。


「なぜあのおばあちゃんは俺にあんなことを言ったんだと思う?」


やべー気にしてる。。


そして質問攻めが止まらなくなり、お店のお客さんが困った顔をし始めたので、


「ルーソン、忘れろ。あんなわけのわからんおばあちゃんにお前の大事な時間を使うな。」


と止めた。


あんな天使みたいな奴が、こんなに怒りを引きずるとは。。


ルーソンは普段アメリカ人は自己中が多い、日本人は相手のことを考えられて素晴らしい。BLM運動は今となってはやり過ぎだ。


といったスタンスで、ナショナリストでもなければ人種差別とかに対して熱くなるタイプでもない。 


そう思っていた。


だが今日のやりとりを見て、黒人と白人の間の根強い差別、お互いだけが感じ取れる微妙な区別のニュアンスを感じた。



こればかりは黒人じゃねぇと絶対わかんねーなと。



とまぁ結局そのホームレスのおばあちゃんは何がしたかったというと、水をくれとせがんでたとのこと。その懇願に関してはうちのたくましい日本人女性のスタッフがビジッと断ったそうだ。


それはうちの店のルールだからだ。


何かを無料でせがむ人にとって、断ると文句を言う人が多い。何かを無料でせがむ人に限って、助けてくれる人にお前はドラッグディーラーだといったりする。


そんなことしてるから、誰も助けてくれないんだよな。


働こうよ。


こんな日常だから、

海外の日本人女性は、

たくましいのかな。。、


日本男児も頑張ろう。

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