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日本で間もなく社会騒乱が起きる?

Image by Olia Gozha

ニューヨークのデモはほぼ落ち着いてきた。

デモは決まって経済危機の後に起こるというのは歴史の教えで、
デモの矛先は最終的に権力者や資本家に向かっていく。

アメリカでは、リーマンショック後に起きたウォール街を占拠せよが有名だが、その謳い文句は「1%が99%の富を独占している」という言葉だった。それだけアメリカは格差が長らく問題になっている。

昨日のブログでも書いたが、これからの時代は感覚的に物事を考えるのではなく、客観的に捉えていく必要がある、ということで。僕らはこの格差について主観的ではなく、統計的に分析してみたい。

まずこの格差を調べる数値に、
ジニ係数という数字がある。

ージニ係数とはー
世界141の国と地域を対象とした収入不平等指数(ジニ係数)は、社会における所得分配の不平等さを示す指標。0に近いほど格差が少ない。格差はすなわち社会の不満となり、ジニ係数40%以上は社会騒乱の警戒ライン、60%以上は危険ラインとされる。


今まさにデモが起きてるアメリカはどうかというと、社会騒乱の警戒ラインと言われる、40を少し超える45という数字が出ている。これは過去50年で最大の数字だそうだ。


確かにアメリカの格差はものすごい。僕が住むウォール街は平均年収50万ドルと言われるエリアだが、その各金融機関のCEOの年収がもうとんてもない。ゴールドマンサックスのCEOで年収70億、各メガバンクで20億前後、さらにベッジファンドになると100億を越えてきて、マンハッタンに住む世界三代投資家のジョージソロスは2000億を越えているという。

はんばない。

つまりこの国の平均年収が高いのは上位1%が平均年収を物凄く釣り上げているというのが大きな一因である。

ちなみにこの係数で見て見ると、日本は37.9と全体の70位前後で、社会騒乱と言われる40の手前まで来ていると言える。これ以上格差が広がると日本もアメリカのようになりかねない。

ちなみに今頻繁にデモが起きている香港は香港53.9だ。この数字かなりアテになるかもしれない。。

北欧の社会保障が充実してる国、例えばスウェーデンは24.9だったりする。今世界の流れと逆行して、集団免疫を獲得するための政策を実行してる国だが、死者が増えてもデモが起こったりしないのは、こういった不公平への不満がないことが大きいのかもしれない。

結局人にとっては、絶対値より、あくまで他者との比較である相対値の方が重要だということだ。全員が貧乏なら問題ないが、ある程度お金があっても周りが超お金持ちだったら問題になる、それが人間だ。


ちなみにコレが世界141の国と地域を対象とした収入不平等指数(ジニ係数)ランキングだ。

https://worldpopulationreview.com/countries/gini-coefficient-by-country/


これからの時代、格差は一層広がっていくと言われている。


格差の中で戦っていく生き方を選ぶか、

格差の少ない国へ移住する生き方を選ぶか


自分の生き方にあった環境選びも今後重要になってくる。

同じ海外移住でもどの国を選ぶかで性格さえも変わっていくだろう。


僕はまだまだいろいろ挑みたいことがあるので、

とりあえず数十年は格差社会に身を置こうと思う。

そこで生き抜くためにも当分修行だ。


自分らしく生きられる環境を選ぼう。

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