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筋トレより、情トレ

Image by Olia Gozha

人は生まれる時、

頭の中はすっからかんで生まれてくる。

何の知識もなければ、

好きな人も嫌いな人もいない

なりたい職業もなければ、

職業という単語すら知らない。


それがアーティストになったり

起業家になったり、旅人になったり、

どんどん分岐していくのは、

育つ環境によって触れた情報が違うからだ。


経営者の子供に経営者が多いように、

アーティストの子供にアーティストが多いように、

テレビを見て育った人が芸能人やスポーツ選手に憧れるように

僕らはインプットしている情報から選択肢を選んでるにすぎない。


僕らは選んでるようで、選んでない。

与えられた情報の中から選んでるにすぎない。


僕がニューヨークにいるのも、

どこかでニューヨークのことを知ったからこそ、

選べたという歴然たる事実がある。

それはハリウッド映画かもしれないし、ニュースかもしれない。


だがこれからの時代はもう少し複雑になる。


時代は変わり

インターネットが普及したことによって、

インプットできる情報量が莫大に増えた今、

何をインプットするかが、個人に委ねられることになった。

与えられた情報から選んでた時代から、

自分に与える情報を選ばなければならない時代になってきている。


こっから大事になってくるのは、

何をやりたいか、ではなく、

何になりたいか、でもなく、

何の情報を取り入れるか、だ。

その選択によってその後の人生が決まる。


人は知ってる情報の中からでしか

自分の道を選ぶことができない。


Youtubeのことを知らない人が

Youtuberになりたいとはならないように、

ジンバブエという国のことを知らない人が

ジンバブエに住みたいとはならない。


また例え知ってることであっても、

その事に対するイメージが悪ければ

人生の選択肢にはならない。


例えば、中国やインド、アメリカでは、

今やプログラマーや理系志望者がどんどん増えてるのに対し、

日本では一向に増えていかない。

いまだに”オタク””暗い””モテなさそう”といった

古い価値観のイメージが残ってるのかもしれない。


つまり同じITに対してでも

教育やメディアの伝え方の違いで

物事のイメージ、見え方は変わってしまう。


つまり本当に自分にとって必要な情報かを

自分で判断する力を養わなければならない。

国やメディアに任せていちゃだめだ。



僕自身、今月から、

アメリカとイギリスだけではなく、

中国やロシアのメディア情報を取り入れはじめたが、

早速世界の見え方が少しずつ変わって来ている。


インドと中国の紛争、

中国とアフリカの関係性、

ロシアから見た中国、アメリカ、


同じニュースでも、

見る角度が違えばこうも違うか、

と多くの気づきがある。

心なしか、習近平国家首席やプーチン大統領への

イメージが少し柔らかくなってるきている気がする。

やっぱり情報の力はとてつもない。


情報が溢れる時代は、

情報を自分で噛み砕く力が必要になる。

そんな時代に一番危険なことは、

一つの角度からしか情報を見れてない人、

自分で噛み砕く力がない人だ。


情報を客観的に分析し。

噛み砕くトレーニングを僕らはしていく必要がある。


筋力トレーニングより情報トレーニングだ。


そういった意味で海外に住むことは

客観性が身につき、違った視点が得られるので

めちゃくちゃおすすめだが、

日本にいながらでも情報の取り入れ方を工夫すれば、

違った視点を得ることはできる。


情トレ、頑張ろう。

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