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13/7/1

洗濯が嫌い。ヤバイ。マジで。ぱねぇ。

Image by Olia Gozha

実家を出て10余年。さまざまな家事の中で、どんなに頑張っても苦手意識が拭えないのが、洗濯である。

洗濯洗剤のCMでは「真っ白で清潔な洗い上がり」「ピカピカのお日さまでからっと乾く」「ふんわり良い香り」といった最高に爽やかでポジティブなイメージで構成されているが、私にとって洗濯=ネガティブの象徴なのである。

その理由は以下の3つ。


1. タイムラグがあるのでやる気を無くす


ピカピカに晴れた日に、おっしゃ今日は洗濯日和じゃー!と家中の洗濯物を集め、勢い良く洗濯機を回すところまでは良い。CMのイメージ通りに非常に清々しい気持ちになる。鼻歌とか歌い出すくらいにルンルンする。


ところが、洗濯機が頑張ってくれている小一時間の間。もちろん他のことを細々とする。掃除機をかけたり、ちょっと買い物に行ったり。ネットをするもよし、少し昼寝をするもよし。そんなことをしている間にすっかり洗濯物を干す気分ではなくなってしまう。


そして洗濯機が「奥さん!お待たせしました!できましたでー!」と呼ぶ頃には「おーん、ちょっと今そんな気分じゃないからあとでなー」と生返事だけして、数時間ほったらかしてしまう。この罪悪感たるや。


はよう干さないと臭くなる。はよう干さないと日が陰る。「せっかくの俺の頑張りを無駄にする気か?」と洗濯機から無言の訴えが聞こえる。


はぁ。とため息をつきつつ重い腰を上げて、とりあえず干す。干し終わる。


「ふぅ…終わったか?」→「終わってない」


そう、洗濯とは「回す、干す、乾かす、取り込む、畳む、仕舞う」までが洗濯なのである。そんなに長い間洗濯したい気分を持続させられない。私は今すぐ全部やってさっさと完了させたいの!ねぇ!私、そんなに待てない!


2. いきなり雨ふるとか私のせいじゃないし


ねえ。なんであなたの事情に合わせないといけないの?え?天気予報?知らないよ。こっちはこっちで都合あるし。さっき私干してたよね?見てたよね?なんでそんな意地悪するの?あなたの気まぐれに振り回されるのはもうたくさん!


3. 畳んでも意味が無い気がしてくる


もしあなたに勇気があるのなら、どうぞ我が家のクローゼット開けてみてください。ただし、世にも恐ろしい事が起こる、とだけ伝えておきます。


・・・・・・・・・・・


ああ。私は注意しましたよ。開けたあなたの責任です。ではこれからあなたの記憶を消す作業に入ります。全ては見なかったことになりますから、どうぞご安心下さい。


え?記憶を消す前に1つだけ教えて欲しい?どうしてこうなったかと?


簡単なことですよ。

外出する際、服をあれこれ引っ張り出してきて着るでしょ。なんか違う、と次々に出すでしょ。急いでるでしょ。仕舞わないでしょ。次回もぐちゃぐちゃからスタートするから、よりぐちゃぐちゃが加速するでしょ。さらに悪いことに30分だけ着た服とか、汗そんなにかいてないしセーフ、とか、自分流の適当な気分の判断で、洗濯するの迷うでしょ。ほんで迷って洗う時と洗わない時あるでしょ。どれが着た服でどれが洗濯済みかわからなくなるでしょ。もうこうなると、どうでもよくなるなりますよね。


そういうカラクリです。

疑問はとけましたか?


では、さようなら。

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