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今の時期だからこそ、、、その3

Image by Olia Gozha

前回まではインドでの新型コロナウィルス への危機感が高まってきたあたりまでの話でした。

 今回はさらにその状態が悪化していく2月後半から3月中旬くらいまでのお話になります。


 このSTORYSを読まれている方は、まさに今新型コロナウィルス 対策で様々な制限を受けながら生活されていると思います。

 日本に住まれている方もいれば、海外に住まれている方もいると思います。だからこの期間に世界中で起こった出来事に関しては、皆さん自身でいろいろ調べてみてください。私のSTORYSではあくまでインドに限定して書いていきます。


 さて、実はこの2月中旬のタイミングで、私は小旅行を行なっています。

 兼ねてから行ってみたかったミャンマーへ一人旅に出てみたんです。ちなみに、これは2019年12月くらいに計画していた旅行で、日本から行くよりは旅費が格段に安く、さらにミャンマーへの入国時にビザが免除されている(2019年12月のタイミングでは2020年8月まではビザ免除の予定でした。)

 だから、2月に入ってからはインド、ミャンマー、WHOの新型コロナウィルス に対しての規制がどの様になるかを目一杯調べて『リスクはあるけどまだ爆発的に感染者が出ているわけでは無い』という考えで、小旅行を行いました。

 ただし、インドからミャンマーへの移動はいつもと全く異なる状況でした。

(*)なお、インドの私が住んでいる地域の空港からミャンマーへの直行便が無いので、一度タイのバンコクを経由してミャンマーに向かっています。

まず、いつもならインドからバンコクへ向かう飛行機はほぼ満席で、あまりマナーのよろしくないインドの方々の行為にうんざりしながらの移動になるのですが、この時の座席は30〜50%くらいしか埋まっておらず、3席3列の配列だったんですが、真ん中の3席を独り占めさせていただき、ゴロンと横になって移動することができました。

 ちなみにこの状態は他のフライトでも同じで、非常に快適なフライトを楽しめました。

 さらに空港においても全く人がないという状況でいた。これは多分ですがいつもなら中国からの旅行者が大挙してやってきているのですが、既にこの時には中国からの旅行者の入国を制限するという処置が取られていたことで、中国人旅行者がほぼゼロであったために空港内が閑散としていたのでは?と私は思っています。(逆にいうと、いつも混雑しているのは中国からの観光客が多いということにもなるのですが、、、。)

 また、今回経験した事として飛行機内で『健康チェックシート』の様なものにいろいろなことを記入して入国審査の際に提出をしたことです。

 このシートには、過去2週間の滞在先、2019年12月以降中国に滞在したことがあるか、咳や発熱がないか、と言ったことを記入し実際に体温の測定をしました。


 私の小旅行に関しては、読まれている方から『不謹慎では?』『危機管理の意識が低い』といったお声が聞こえてくる様な気もしますが、一応このときには私が訪れて国では旅行者の入国拒否がされていなかったことと、感染者の数も100人程度であったこと、帰国後私が体調を崩すということもなかったということでご了承いただければと思います。


 なお、この後インドでは日本人に対してのビザ発給の制限が開始され(2月27日)、3月3日に日本人にすでに発給したビザの一部の機能の無効を決定しました。

(様々なパターンの機能停止がありますが、大きな問題はマルチビザを取得していた場合でもインドから出国をした時点でどれだけ有効期限が残っていてもビザの機能が停止されインドへの再入国を認めない、新規のビザ申請に関してもインド政府が絶対にインドへの渡航が必要だと判断できるだけの理由がない限り発行しない、といったことが大きな機能停止です。)

 これによりインドで仕事をしている日本人は、一時帰国などで日本へ戻るとインドへ戻れない、つまり余程の理由がないとインドから出国しない方が良い、という状況になりました。


 この辺りから、日本とインドでの新型コロナウィルス に対する対応の違いが大きくなってきます。

 ビザの機能停止はインド政府が実施した対策ですが、これ以外にインド国内の各州で独自の対策が始まります。

 私が住んでいる州では3月13日に、各学校、ショッピングモール、映画館、パブ、結婚式場、プールやスポーツ施設といった施設の閉鎖、海外旅行の自粛、宗教に関する集会などは参加者(来場者)の数を減らして開催する、といった規制が約1週間の予定で始まりました。

 これは東京都や大阪府などが独自の対応を実施しようとして国へ働きかけているのと同じ様なものなんですが、違いは実際に実行に移したインドと国の了解が得られずに苦労をしている日本といった感じでしょうか?

 何にしても、インドでも2月中旬からの1ヶ月で大きく状況が変化してきました。


さらなる規制が実施される3月下旬から4月上旬の話はまた次のSTORYSで。

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Image by Jukka Aalho

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