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海外は若い時にいくべきか、お金を貯めてからいくべきか

Image by Olia Gozha

グローバル時代と叫ばれてすでに数十年。

本当に日本人は海外に出るべきなのか真剣に考えて見たい。


まずビジネスの観点から考えると、

正直早く会社を成長させたい、お金持ちになりたいって

人は資金がないうちに海外に挑戦すべきではない。


理由は3つある。


1つ目は

日本語の市場が小さいこと。


例えばNYでは日本人は2万5千人と言われている。

つまり日本語を武器に現地で仕事をしようと思ったら、

日本で勝負するのに比べマーケットの規模が5千分の1となる。

それだけお客さんがいないってことだ。


2つ目は

これまで磨いた武器が使いものにならないということ。


例えば言語。日本語は上記の通り大きく勝負するには使い物にならない。

英語を学ぼうすれば、その時点で現地の5歳児以下のレベルに陥る。

そしていくら勉強しても彼らを超えることはない。

他にもこれまでの歴史や文化の勉強も対して役に立たない。

宗教のことを聞かれた一発KOだろう。


3つ目は

ステータスがマイナスからスタートするということ。


海外に出るとまず住む権利から獲得しなければならない。

そうビザだ。日本に生まれた日本人なら気にしたことはないと思うが、

これは特権であり、世界の全ての人が平等に持つ権利ではない。

つまり海外に出て最初にやることは日本では考える必要もなかった

この権利争奪戦である。


こんな感じで、

若い時から金もなく海外挑戦すると

1、お客さんが全然いない

2、武器が使いもんにならない

3、存在がマイナスからのスタート

といった上記3つの理由で 

色々な苦労をすることになる。相当な時間がかかる。


正直早く会社を成長させたい、お金持ちになりたいって

人にとっては資金がないうちに海外に挑戦すべきではないと言える。


逆に言えば

お金さえあれば、

力技でなんとでもなる。


例えばアメリカは1億投資すれば

永住権が取れるという道がある。

要はお金でまず3のステータスが買える。

そしてその投資でビジネスが動けば

現地のスタッフや専門家が雇え2の武器がクリアできる。

そして2の武器がクリアになれば

1の小さな市場に固執することなく

その武器を使って世界の市場で戦えるようになる。


ということで

若者の夢を潰すような言い方になってしまったけど、

これは凍るほどリアルな真実だ。


お金がないうちは海外挑戦をするべきではない。


ただここで話したのは前提条件が

「早く会社を大きくさせたい」

「早くお金持ちになりたいという条件」

に限った場合である。


会社を大きくするのに時間をかけていい場合、

もしくはそもそもお金なんかじゃなくて、

自分がやりたいことを追求したい人、

らしい生き方や自由を目標にしてる人は、

すぐにも海外に出た方が正解だったりする。


僕は完全にこっちの人間だった。

お金まったくなく海外に出たため、

いまだにお金ないし、会社の規模もたかがしれている。


ただこの選択はベストだったと今でも言い切れる。

それは自分の目標に忠実に生きてこれたからだ。


何を大切にしてるか、で

海外に若いうちに出るべきかどうかは決まる。


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