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発見や発明 2.5.3 異業種交流

Image by Olia Gozha

異業種交流の場も自らのアイデアを立証できる舞台の一つです。異なった経歴や技能、技術を持ち、気のあった会員でディスカッションを通じて、あるいは数名程度で具体的な物作りに取り組む場合があります。

2000年10月27日、山口県山口市で行われた中国ブロック技術・市場交流プラザ山口大会でのパネルディスカッションにパネラーの一人として私は参加しました。パネルディスカッションのタイトルは「ベンチャー創生の現実と課題(第五分科会)-異業種交流はベンチャーを育てることができるか-」ということでした。

パネルディスカッションのメンバーはコーディネーター:藤原貞雄 山口大学教授、     パネラー:芝 忠氏(神奈川県中小企業センター企業支援部参事)、岡本豊之氏(山口県(株)トヨシステムプラント社長)、私、釜本 二(広島県(有)KEC、釜本事務所)でパネラー持ち時間が各10分、ディスカッション時間が50分でした。

以下が私の発言内容です。

1.異業種交流の目的は、私たちのグループの場合は新しい技術・商品・ビジネスモデルの開発と情報交換の両方です。

2.べンチャー創生、育成については、

1)創造的、独創的、誰もやらないこと、非常識に取り組むことが必要で、私たちのグループとしては螺旋握り棒開発を開発した実績を持っている。(この商品はグループの一社がすべてに責任を持って継続的に生産販売しています。他のメンバーは開発段階で意見を述べるという協力をしただけです。)

2)十分な観察、新しいアイデア、実証が必要で私自身の場合はこの一連の作業が節電虫(益虫)開発につながったが、これは単独で行った。

3)個人、強力な指導者が必要であるが、個が優先されるべきで、多数決や多数アイデア集約とその平均化はベンチャー創生には馴染まない。

4)異業種交流は複数のグループに在籍し異分野の方との接触が有効である。個性の強いメンバー全員がまとまったベンチャー創生は簡単ではないのでグループ自体はあくまでメンバー個人の側面援助に徹するのも異業種交流の一つの方法である。グループから何かを得ることだけを期待して入会する人、グループメンバーを相手に自分のビジネスをするつもりの下心のある人は長続きしない。

5)個人だろうが、異業種交流グループだろうが起業には長い準備期間が必要で資金やPRは不足しているのでメディアを上手に活用すればよい。ベンチャーを創生しても販路を持たない場合が多く、ベンチャー創生の初期から同時並行的に積極的にメディアに向かって情報を発信して自らの販路開拓にも注力すべきである。

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