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13/6/26

vol 1 : 周りは自分よりも能力ある奴ばかり。でも起業する!

Image by Olia Gozha

起業しようなんてタイプで多いのは、

すっげー優秀なタイプか

すっげー人気者タイプか、

逆に非凡なほど不出来なタイプ。



で、ボクはというとミスターアベレージ


イケてないわけじゃないけど、イケてるわけでもない。
勉強できないわけじゃないけど、勉強できるともいえない。
運動神経悪いわけじゃないけど、運動神経が良いというレベルには達せなかった。


そんなミスターアベレージ。

普通な事がコンプレックスだった。


そんな自分でも野心が芽生えて


「独立するぞー!」

と思った時期は、
とてもとても受け身で慎重に世間を渡るスタンスが染みついた23歳の頃。


今考えると「独立」自体を目標にする、やっちゃいけないスタート。


何すれば良いか分からないので、
色んな起業家の自伝にハマった。


でも、読めば読むほど、
自分がすっげー個性が無いように思えて焦った。



「人とコミュニケーションを取るのは嫌いじゃない」で
就職戦線を戦ってきたものの、
ただアベレージな自分に残された道であった「営業職」

やはり、その道でしか独立の方向はない。


とにかく色んな種類の営業を経験しようと
フリーターに転じ、職を転々とした。


飛び込み営業したり、
電話営業したり、
新規事業の営業チームに参加したり、
ひどい時期は3か月で転職なんてことも続いた。


フリーターといえども真剣にやっていたが、
「トップセールスだった!」といった武勇伝も作れない。
残念ながらボクより不真面目にやってる人が営業成績上ってこともある。
やっぱ営業の世界でもミスターアベレージ


でも、ただ一つ気付いたのが、
こいつ営業力すげーーー!と思う奴の多くが、
意外と口ばかりで独立に踏み出さなかったりすること。


世の中、才能ある人でも大半が行動を起こせないでいるんだな、と。


自分より能力ある人が一人、
独立・起業というステージに上がらないなら
一人分スペースが空いているじゃないか、と前向きに解釈してみた。


行動を起こすだけで、ミスターアベレージを抜け出せると感じた。


じゃあ、と。23歳の自分は独立を決めたものの、
自伝本や偉人のありがたい言葉の本は、
テンションを上げさせるだけ上げさせておいて、
ボク自身が何業で独立するべきかなんて教えてくれない


何を売ればいいんだか全く分からないんだ。


独立開業セミナー行ってみたものの、
要はフランチャイズの勧誘ばかり。
起業家というよりは、何だか僕らはお客さんだ。

他人のブランドを利用して売りやすそうだけど、
大企業ブランドに属しているサラリーマンと何ら変わらなく感じて止めた。


チャレンジせずに月日ばかり経ち、
口ばかりのフリーターのボクに彼女が言った。


「夢ばかり語ってないで、現実を見なよ」

目が覚めた。

そりゃそうだ。


独立を語り始めてから3年半ごろ、
一旦サラリーマンに戻る事に決めた。

まだ、営業職という人材が不足してそうなWEB業界の会社を選んだ。


面接をしてくれた営業部長も
禿てたから坊主にしている僕と同じく、
潔く坊主にしている人だった。


面接で話してピンときた。
この営業部長から3年学ぼうと決心して選んだ。


でも、人生うまくいかない。
入社して4か月ぐらいの頃、部長は役員と喧嘩して独立した。


一緒についていきたいと嘆願したけど、
部長が連れていける人数に限りがある。

数か月しか関われなかったミスターアベレージは選ばれなかった


でも、自分も部長がいない会社に残る理由が無くなり、
また別の会社を探そうと課長に相談。


「辞めようかと思います。」

「辞めてどうするの?部長のとこ行くの?」

「いや、部長のところは行けないんで、転職します。」

「でも、独立したいからウチ入ったんだよね?」

「まぁ、そうですね。。」

「だったら、やるなら今でしょ。」


そして、独立した。


課長に言われても言われなくても始めていたかもしれないが、
背中を押してくれた言葉で決心が固まった。


お客さんはゼロから新規開拓だ。
仲間もおらず、自分一人。
ダメなら転職すればいい。


チャレンジするには丁度いいタイミングだった。

WEB業界に入って半年経って、
独立したいと考えてから4年の歳月が経った
とある27歳の頃だった。

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